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有線LANを使わず無線LANからRaspberry Pi3の初期設定

Last updated at Posted at 2019-08-03

はじめに

当記事では有線LANを使わずに無線LANからRaspberry Piの初期設定をしていきます

必要なもの

  • Raspberry Pi3本体(無線LAN対応モデル)  今回使ったモデル
  • Micro SD 8GBあれば十分みたいです    今回は32GBのものを使用しました
  • PC
  • キーボード
  • HDMIモニタとケーブル

OS(Raspbian)をダウンロード

Raspbianを公式サイトからPCへダウンロードする
Raspbian.png

この記事を執筆している時点で3種類のOSがありますが
【with desktop】というのはGUI付きであり
【Lite】はCUIのみの機能になります
CUIしか使わないので【Lite】をダウンロードしていきます

SDにOSを書き込む

Windowsの場合、Win32DiskImagerやEtcherなどのソフトを使って書き込みます
私はEtcherを使いました、UIがおしゃれですね

Macの場合は特にソフトも必要なくターミナルから書き込めます
ここでは割愛させていただきます

Raspberry Piを起動してネットワーク設定

SDをセットしモニターに接続して電源を入れます
初期のユーザー名は pi
パスワードは raspberry
になります

コマンドラインから

raspberry.pi
$sudo raspi-config

を入力してメニュー画面を出します
menu.jpg

5番を選択して
SSHを有効(enable)にします

※ちなみにここの2番からでもwi-fiの設定はできるようですが
パスワードを暗号化したいのでここではしません

続いてネットワークの設定をしていきます

raspberry.pi
//ディレクトリに移動
$cd /etc/wpa_supplicant

//権限を一時的に付与
$sudo chmod 666 wpa_supplicant.conf    

//以下のコマンドでルータのパスワードを暗号化してその結果をwpa_supplicant.confの中に書き込みます
//コマンド中の「""(引用符)」も必要なので気を付けてください
$sudo wpa_passphrase "ルータのSSID" "ルータのパスワード" >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

//このままだとルータのパスワードが平文でコメントアウトされているので1行削除します
$sudo vi wpa_supplicant.conf
network={
        ssid="ルータのSSID"
        #psk="ルータのパスワード"       //この行を削除
        psk=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
}

//権限を元に戻す
$sudo chmod 644 wpa_supplicant.conf    

ここで再起動します

起動できたら
ifconfigコマンドでwlanに動的にIPアドレスが付与されていることを確認します
確認出来たらTeraTermなどでSSH接続できるようになります

ターミナルソフトからSSHで接続

ここまでできたらほぼ終わったも同然ですね
まずVIMをインストールします

raspberry.pi
$sudo apt install vim

現在のままではIPアドレスが固定されていないので
静的に割り当てます

raspberry.pi
$cd /etc
$sudo vim dhcpcd.conf

を実行して

最下部に

dhcpcd.conf
#static ip                                 //コメント
interface wlan0
static ip_address=192.168.xx.xx            //割り当てたいIPを記述
static routers=192.168.xx.xx               //ルータのIP
static domain_name_servers=xx.xx.xx.xx     //DNSサーバのIP

を追記します
ここでもう一度再起動

TeraTermなどのターミナルから割り当てたIPでアクセスできれば完了です!
パッケージも最新化しておきましょう

raspberry.pi
$sudo apt update
$sudo apt upgrade
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