正規化とは?
正規化とは、テーブルについてシステムでの利用がスムーズに行えるように整理する作業である。
データの登録や変更、削除が整合的に行えるようにテーブルのフォーマットを整理することが、重要な目的である。
リレーショナルデータベースの論理設計において、正規化がもっとも重要な土台となる。
正規形とは
正規形とは、データベースで保持するデータの冗長性を排除し、一貫性と効率性を保持するためのデータ形式である。
正規形のレベルは第5正規形まであるが、一般的には第3正規形まで考えることが多い。
第1正規形の定義
「一つのセルの中には一つの値しか含まない」
一つのセルに一つだけの値が含まれているとき、この値をスカラ値と呼ぶ。
第2正規形の定義
「テーブル内で部分関数従属を解消し、完全関数従属のみのテーブルを作成する」
- 部分関数従属:主キーの一部の列に対して従属する列がある
- 完全関数従属:主キーを構成するすべての列に従属性がある
第3正規形の定義
「テーブル内部の推移的関数従属を解消する」
- 推移的関数従属:テーブル内部に存在する段階的な従属関係