#退職院進の就職活動
- 大学情報科学部 卒業
- 上流Sier 就職->退職
- 大学院情報科学研究科 進学
- webエンジニア新卒 内定
といった少し変わったキャリアを歩んでいるM2です。twitterをみてると退職院進をしてる方が思ってた以上に多いです。これから退職院進する方や、退職院進をしたいけど不安な方に参考になればと思いざっくばらんですが記事を書きました。
#退職院進を決めた理由
テンプレ通りのSIerクソからの退職です。
SIerクソは先人の方々が素晴らしい記事を書いてるので検索してください。
当時は某ベンチャー企業にも声がかかっていた為、そのまま転職するという選択肢もありました。
しかし、学部時代の研究が楽しく、査読付き国際会議にも通せたので大学院に戻って専門知識をつけて、選択肢を広げたいなと思い院進をしました。
社会人を数年経験していた場合、学部卒でも審査が通ればDから入学ができるというルートもあったのですが、力及ばず修士として入学しました。
#学部時代の就活
修士の就活のお話の前に、学部時代の就活の話を書きます。
学部時代はふつーに12月に説明会にいき、spiやgdなどの茶番を経て4月に内定を頂きました。(当時は12月解禁だった)
よくある普通の就活でした。学部卒だとアピールすることも、研究を行っていない為サークルなどで培った人間力(笑)で押し通しました。
#退職院進の就活
スケジュールは以下の感じです。【】は周りの動きです
- 3月【就活解禁!説明会ラッシュ!!】 論文投稿+趣味の開発に追われる
- 4月【経団連なんか関係ねえ!面接開始】 逆就活などを通じてやりたいことのできる会社を探す
- 5月中旬【内々定をもらい始める】 エージェントから紹介された希望通りの会社に内定をもらう
こんなかんじなので本気でやった期間は一ヶ月と少しです。
学部時代ほど苦労はしませんでした。
一度働いていた為、具体的にこうゆう業務内容なら働きたいというイメージと研究内容、趣味でのコーディングでアピールができた為スムーズに進みました。
以下に所感を書きます。
##新卒採用の定義について
まず新卒採用を受けられるかどうかという大きい壁があります
会社ごとに新卒採用の定義は違い「一度就職したらダメ」という厳しい会社、
「30までなら新卒だよ」というゆるい会社など様々です
ほとんど会社は就業経験ありでも受けることができ、受けれなかった会社は2,3社ほどです
なので退職院進をすると新卒採用+中途採用の二つが受けられるという強い存在になります
##退職院進に対する反応
大きく2つに分かれました。
- 「前職を早い段階で辞めてるからうちの会社もやめるんじゃないの?」という悪い印象
- 「自分のやりたいこと学びたいことに貪欲でいいすね」という好意的印象
後者はweb系とかベンチャー系の会社が多かったです。
自分としては前者のみだと思っていたので、すこし嬉しかったです。
自分が興味を持った会社は後者が多かったのでスムーズに進めることができました。
前者の会社も受けることはしたのですが、あっさり切られた為時間の節約になりました。
##給与待遇について
前職を加味した給与で採用されることになりました。
そのため、前職にずっといた時よりも高くなり、福利厚生も良い環境で働けることになりました。
業務内容も希望に近いもので、結果として退職して良い結果にすることができました。
#まとめ 退職院進は素晴らしい
退職院進してもキャリアに傷はつかず、給与も待遇も業務内容もよくなるという良い結果になりました。在学中も好きなことを学ぶことができ、将来に対する不安要素はかなりありましたが、思ってた以上に退職院進にたいする社会の目は暖かいようです。学部卒で就職し、研究や学業に未練のある方、金銭面の問題で進学できなくて後悔している方はとりあず退職院進するのをおすすめします。Dまで行かなくても修士の段階で感じることがあれば自分のように就活をするという選択肢もできるため非常に良いです。
この記事が退職院進したいけど勇気が出ない方への参考になれば幸いです
そもそも本格的に研究する前に就活させる社会がおかしいのでは?