Vagrant、VirtualboxによるCentOSの作成方法を記します。
「PC内に仮想マシンを入れるってどんなメリットがあるの!?」
複数人で同じものを開発していると、個人のPCによる差異でうまく動かないものが出てくる場合があり、または開発環境と本番環境で違いが出てきてしまう事もあるため、開発の最初から本番環境で作ってしまおう、という理由から本番環境に近い仮想マシン内で作るんです。
基本的にWindowsで導入する場合、やることはまずは仮想マシン(CentOS、つまりLinux環境)を入れる事です。
これには手軽に行えるVirtualBoxとVagrantというものを使えば簡単です。
次にやることですが、これに関しては入れても入れなくても良いのですが、PuTTYというシェルを入れると、Windowsのコマンドプロンプトよりも扱いやすいものが手に入ります。
次は、実際に仮想マシンを入れたけど、ただ入れただけではプログラムは動きませんね。
PHPなり、Rubyなり使いたいプログラムをインストールします。
その際に一番迷いやすい、間違えるので以下に示すやり方は簡単でおすすめです。
VirtualBox導入
VirtualBoxダウンロード
上記ダウンロードページからWindows版のダウンロード&インストールをする。
インストールはデフォルト設定のままで良い。
Vagrant導入
Vagrantダウンロード
上記ダウンロードページからWindows版のダウンロード&インストールをする。
インストールはデフォルト設定のままで良い。
VagrantでCentOS立ち上げ
コマンドプロンプトなどで以下のコマンドを打つ。
- mkdir localdev
- cd localdev
- mkdir mycentos
- cd mycentos
- vagrant init chef/centos-6.5
- vagrantfile編集
vagrantfile内の「config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"」のコメントアウトを外す。そして保存する。 - vagrant up
PuTTY導入
PuTTYはフリーの Win32 用 Telnet/SSH クライアント。
日本語版があるのでそちらが便利。
インストール完了したら詳細設定をします。
- ホスト名
192.168.33.10を記載する - 文字コード
UTF-8へ変更 - セッション名追加
「セッション一覧」へ「mycentos」と入力 - 「開く」をクリック
開くとログイン名とパスワードを聞かれるので二つとも「vagrant」
するとログインした状態となる
仮想マシン内にプログラムをインストール
細かい設定記述があるので迷いやすい。(自分は最初よくわからず迷いまくりでした...)
そのため今回はドットインストールさんが非常に分かりやすく簡単なのでそちらから閲覧するのが良いかと。
簡単にまとめると以下コマンドとなります。
- sudo yum -y install git
- git clone https://github.com/dotinstallres/centos65.git
- cd centos65
- ./run.sh
- php -v
- python --version
- exec $SHELL -l
- ruby -v
- mysql --version
- sudo service httpd status
CentOSの起動方法及びシャットダウン方法
- PuTTYのログアウト方法
exitとコマンドを打つ - Vagrantの一時停止方法
コマンドプロンプトで以下のコマンド
vagrant suspend - 再度Vagrantを起動させる場合
CentOSのフォルダまで移動し「vagrant up」
WinSCP(ファイル転送ツール)の導入
WinSCP以外だとFileZillaがあるが、使いやすさと見た目的にも個人的にはWinSCPかな。
- WinSCPページ から「Installation package」をクリック。
- 設定項目からホスト名(192.168.33.10)、ユーザ名(vagrant)を記述
- 「ディレクトリ」の「リモートディレクトリ」に「var/www/html」を記述
- セッションの保存名を「mycentos」と記述
- ログイン
- パスワード「vagrant」