スマートフォン(スマフォ)のIC機能を使わず、カバーにsuicaカードを仕込み、
使用する際に干渉しないようにするための物理的対策に関して記載。
結論
スマフォ側の確実にICの上に、磁気エラー防止シートを設置し干渉を無くす。
スマフォのICサイズが分からない場合は、磁気エラー防止シートを二枚にして確実に防ぐ。
それでも誤作動する場合は、斜めにタッチし、suicaカードのみ磁気が届くようにする。
- 初めに
- 非接触型ICの仕組み
- 磁気エラー防止シートの効果
- 細かい対応
初めに
シェア自転車を使用するようになり、suicaカードで開けることができるため、カードの使用頻度が高くなり、財布から携帯に移動したところエラーを起こし、使用することが出来なかったことから調べ始めた。
・検証機器
xpreia xz
suicaカード
磁気カード
スマフォカバー
セロテープ
最初は単純にスマフォとカバーの間にsuicaカードを挟み使用し、駅の改札口では安定して使用できるが、シェア自転車の読み取り機は精度が悪くほぼ反応はしなかった。
原因として、スマフォのexpriaに搭載されているfelicaとsuicaカードが磁気の干渉を起こしていると調べ分かり、干渉を抑えるため磁気エラー防止シートを購入して使用した。
ここで、非接触型IC、磁気エラー防止シートの仕組みに関して軽く触れる。
・非接触型IC
非接触型のため、icだけでなく配線によるアンテナコイルが繋がっており、このコイルにより、データと電力供給を行っている。
図付き参考ページ
http://www.sanwa-newtec.co.jp/products/t_card_step1.html
・磁気エラー防止シート
非接触で磁気でic同士のやり取りをするため、これを遮断するため金属類を挟む必要がある。単純にアルミホイルと樹脂カードででやっている人がいて行ってみたが、エラーが起きてしまった。渦電流が発生しないように、市販品の磁気エラー防止シートは磁気類が入っているのかもしれない。しかし材料には単純に金属、樹脂しか書いていないので、不確かである。アマゾンでも売っており、挟んでもエラーがでるというお客様が多いが、主な原因として、防止カードがずれて磁気がまわりこんでしまって余計なカードまで反応してしまっていると考えられる。位置ずれしないようスマフォと防止カードをセロテープで固定や防止カードを2枚で磁気で回り込みをなくす事が効果的である。
現在は100均で売っている物を使用。
図付き参考ページ(TDK)
https://www.tdk.co.jp/techmag/ferrite02/201009/index.htm
#細かい対応
実際に使用したが、エラーが出てしまった。下の対応でエラーがほぼ消えた。
携帯によって、ic位置が異なるので分解写真を検索し、
防止シートがスマフォのic位置からずれないようにセロテープなどで固定する。
他のnfc等の非接触icがスマフォの端などについている場合があるので、位置が重ならいよう気を付ける。
それでも誤作動する場合は、斜めにタッチし、suicaカードのみ磁気が届くようにする。敢えてsuicaカードの位置をずらし、斜めタッチでカードのみ反応しやすくするのも手である。