FlatGeobuf本当にすごい!
この記事は、FOSS4G Advent Calendar 2022、6日目の記事です!
過ぎていますが、小ネタで埋めましたw
や、ネタは小ネタですが、自分自身としては、すごい発見!
復習 FlatGeobufとは?
復習といいつつ、他人の記事をおすすめして終わりです(汗
いや必読なので,是非!
なぜ追加で書くの?
事の発端はFOSS4G Advent Calendar 2022、3日目の記事、Cloud Optimized GeoTIFFを置いてみました。こちらの記事で、こともなげに、COGファイルをQGISで開いていました。
あれ、だったらWebサーバに置いてあるFlatGeobufも開けるんじゃね?、と思ったわけです。
やってみよう。
ということで、試してみます。サンプルは、こちらで公開されているつくば市の筆ポリゴンデータ。OSはWin10 64bit、QGISは、3.22です。
COGの時と同様に、レイヤ→レイヤの追加→ベクタレイヤの追加として、ソースタイプをプロトコル、URIにhttps://wata909.github.io/fudepoly47/fude_tsukuba.fgb
を指定します。
これで追加を押すと・・・・。あっけないほど簡単に、筆ポリゴンが表示されます。
なんだこれ?こんなに簡単でいいのか?
試してみよう
凡例は,色分けできる?
演算はできるの?
Clipしか試してませんが、普通にできました。多分、普通に色々できるんじゃないかと。
速度はどうなの?
ネットのファイルを持ってくるんだから、当然速度は接続速度に依存します。なお、我が家の接続速度は,こんな感じ。
まぁ、遅くはないでしょう。
これでつくば市の筆ポリゴン(約30MB)を表示するのに、約7.4秒。同じくつくば市のGeoJSON(約49MB)を表示するのに、大体71秒。時間は1/10ですw
おけ、でっかいファイルはどうだ?
んじゃ、でっかいファイルは,どの程度のスピードで読み込んでくれるのか。例として、北海道、約530M。
以下の範囲で、3:07。さすがに、軽快とはいいかねます。
ただし、ズームインすると、表示範囲だけ持ってくようなので、かなり軽快です。このくらいなら、十分実用可能な範囲。
全国ファイル、約17GBでも、表示半にを限定すれば,十分早いです! というか、表示領域が狭ければそこの範囲のデータしかDLしてこない感じなので、元フィアルのサイズは、関係なさそう。
ということで、おすすめの使い方は!?
いや、筆ポリゴンを使いたいという人がどれだけいるかはさておき、こんなかんじかな?
これであれば、新潟県の米所でも許容範囲内で表示されます。こんな感じ。
雑感
よく、QGISの画面のレイアウト画面をそのままWebで共有したいって話を聞くんだけど、それ、もしかするとFlatGeobufとか、COGとかを、上手く使えば、ある程度できるんじゃねーかと、思った。
もちろん、速度はWebGISに最適化されていた方が速いだろうし、QGISのメニューが煩雑すぎてという話はあるだろうけど、そういう使い方も、十分あるんじゃないかと思った。
となると、必用なのは低価格、高速、大容量のhttpサーバって話だなぁ・・・。