背景
富士通製ストレージ機器であるETERNUSがお役御免となった。
彡(^)(^)「大容量HDDが大量にあるやんけ!再利用したろ!」
事象
SASの大容量HDDなので、検証用サーバ等にぶっこんで再利用を計画した所、Raidコントローラが正常にHDDを認識しなかった
原因
520byteでフォーマットされていた
どうも検証用サーバのRaidカード(P410i)では520byteフォーマットのHDDは読み込めない模様
対処方法
512byteで再フォーマット
手持ち検証機ではSAS HDDをHBA接続できるものがなかったため、SAS HBAカードを購入
HBAカードにHDDを接続後、OS(CentOS7)を起動しdmesgを確認
sd 7:0:0:0: [sdc] 520-byte physical blocks
520byteでフォーマットされている事が分かる
sg3_utilsをインストール後、512byteでフォーマット
sg_format --format --size=512 /dev/sg3
これで再利用可能になる
520Byteでフォーマットされていた理由
・データ保全性コード
DIF (Data Integrity Field: データ・インテグリティー・フィールド)
PI(Protection Information:保護情報 )などと呼ばれる
512Byte+トレーラー情報として8byte分追加しデータ信頼性を確保
所謂ストレージベンダーと言われる会社の製品は、一般的にトレーラー
情報を追加し、エンド・ツー・エンドデータ整合性を取って入る模様
ZFSなんかはソフトウェアでやってるよね。正直理解できていません。