requestFocus は狙いを定めて

目次

1. はじめに
2. スクロールを手繰り寄せて
3. ソフトウェアキーボードを貫いて
4. さいごに

はじめに

　AndroidのViewのフォーカスを切り替えるには view.requestFocus(), view.requestFocusFromTouch() を使います。しかし、どうもフォーカス対象のViewが画面外にある場合は失敗するようなので(※詳しくは未調査)、その対処方法を記載します。

スクロールを手繰り寄せて

　これは、フォーカス対象のViewが、ScrollView上でスクロールされて見えなくなっているときの対処方法です。

Activity.onClick(View)とか

// スクロールは post しないといけないもよう
scrollView.post(() -> {
    // フォーカス対象のViewまでスクロールする
    scrollView.scrollTo(0, focusingView.getBottom());
    // フォーカスする
    focusingView.requestFocusFromTouch();
});

ソフトウェアキーボードを貫いて

　これは、ソフトウェアキーボードが出現したことにより、フォーカス対象のViewが見えなくなっているときの対処方法です。もしかしたらキーボードの下に隠れただけなら必要ないかもしれませんが(※詳しくは未調査)。

Activity.onClick(View)とか

// InputMethodManager.hideSoftInputFromWindow() を利用し、ソフトウェアキーボードを隠す
// 引数の WindowToken は 現在フォーカス中のViewから取得する
((InputMethodManager) getSystemService(Activity.INPUT_METHOD_SERVICE))
    .hideSoftInputFromWindow(getCurrentFocus().getWindowToken(), 0);

// キーボードを隠しただけでは、キーボードの裏側が白いままなので、再描画する
getWindow().getDecorView().requestLayout();

// フォーカス対象のViewにフォーカスする。時間差が必要なようなので、postする
focusingView.post(() -> focusingView.requestFocusFromTouch());

　再描画は invalidate() でも大丈夫らしいです(未調査)。違いも未調査。あと、フォーカスするときに post が必要なのも未調査。

さいごに

　詳しくは未調査、な部分が多いですがまた時間があれば、ということで。