背景
cygwin がとうとう、32bit版を使用することが出来なくなったようだ。
setup-2.925.x86.exe をゲットして実行しようとしても、
「Cygwin is not supported on 32-bit Windows」と言われてお終い。
net work tools とかが 32bit 版でないとまともに動かなかったので、あえて 32bit 版を使い続けて来たのだが、install不能になってしまったので、諦めて 64bit 版へ移行した。その手順をメモしておく
手順
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HOME folder が C:\Cygwin 以下にはないことを確認する
-
既存の cygwin を止める。
コントロールパネル -> 「管理ツール」->「サービス」->[CYGWIN cygsshd] を停止 -
cygsshd を削除
DOS 窓を「管理者として実行」> sc delete cygsshd
だったり
> sc delete sshd
だったりする
-
C:\Cygwin (旧32版)フォルダーをごっそり削除する
フォルダー・プロパティ->「セキュリティ」->Everyone にフルコントロールを追加
削除を実行 -
cygwin64 を install
setup-2.925.x86_64.exe を実行して、C:\cygwin64 へ
欲しいものを install すればよい
openssh, openssl, inetutil, python3, php, wget, curl, git, tmux, screen, emacs-w32,... etc -
Cygwin64 環境初期設定
terminal を起動して、cd /etc mkpasswd -c > passwd
vi passwd 等にて username を自分の名前に、HOME フォルダーを設定編集する
warp:*:1053150:1049089:NNN\usexxx,S-1-5-21-1841757738-1251100470-2179745601-4574:/cygdrive/c/home/warp:/bin/bash
こんな感じ
terminal を再起動すれば HOME で立ち上がるはず -
shell path の変更
「PC」->プロパティ->「システム詳細設定」->「環境変数」-> Path
C:\cygwin\bin を C:\cygwin64\bin; へ変更 -
sshd 登録、起動
「管理者として実行」cygwin terminal を開く> ssh-host-config
を実行。
restrict だけ no で、他は yes で設定. 終わったら、
cygrunsrv -S cygsshd をやれと言われるので、言われた通りやる
.ssh を設定して ssh 動作を確認 -
firewall の変更
自分のPCへ ssh トンネルを開けておくので sshd を許可しておく
「Windows ファイアーウォールによるアプリケーションの許可」->「設定の変更」- sshd (C:\cygwin\usr\bin\sbin\sshd) を削除
- 新たに、sshd (C:\cygwin64\usr\sbin\sshd) を登録
以上、意外とあっさりと出来ます。