これは Qiita Engineer Festa 2023 記事投稿キャンペーン参加記事です。iPad欲しいです(直球)
筆者は新卒で入ったIT系の会社で4年働いた後、ゲームを作りたくなって辞めて、インディーで小さなゲームを作った後、アニメ作家か小説家になりたいなぁと夢見つつ、Web系のプログラマーをしたりしなかったりして余生を過ごしています。アラフォーのオッサンです。
そんな自分でも、業界に身を置くなかで徒然に思う所もあるので、キャンペーン開催をチャンスに文章化してみました。
コンセプト
- キャリアプランというか人生設計
- 転職戦略は特に無し
- 人生の中で特定の時期にやっておかないと後悔しがちなことは計画に入れる
・自分はこれで生きていくというものを決める(若いうちに決めたほうが伸びしろが大きい)
・結婚と子育て(仕事で活躍したいなら子育ては早く終わったほうが楽)
・孫の世話をする(目に入れても痛くない孫もすぐ大きくなって生意気に…) - サステナブル…世代をこえた持続可能性
・後輩を育てる(回り回って自分、業界、社会のためになる)
・後継者を見つける(エンジニアから経営者になった場合)
・引退してボランティア活動をする(特に少子化対策)
サステナブルなキャリアプランのイメージ
人は誰でもいつか年を取って死にます。うちの婆ちゃんもいつまで生きるんだと思ってたら九十何歳でちゃんと亡くなりました。
ですから界隈でよく見られる次のような無限サイクルのイメージではなくて、
始まりと終わりのある帯(おび)のようなイメージになります。
また、主に年齢に応じてすべきこと、できることがある程度限定されるので、帯の中がいくつかに分かれます。
そして、人は一人で生きているのではないので、帯がいくつも並行して並んだ形になります。
キャリアプランについて考えるとき、他人の存在はあまり考えないことが多いように思います。もちろん人生をどう生きるかは個人のものだとは思うのですが、どうしても他人の存在を無視できない部分もあります。たとえば技術継承がそうで、継承する側とされる側の帯が良い位置関係にないとうまくいかないのではないかと思います。そのとき前後関係はあっても上下関係は無くて、横並びで一緒に前に進んでいくイメージがあるとよいと思います。そうして、いい感じにできあがった帯の群れが、未来に向かって途切れなく続いていくんですね。
キャリアプランの内訳を考える
前述のイメージをふまえ、またエンジニアであることを前提として、自分が考えるキャリアプランの内訳はこんな感じです。
時期 | 年齢 | 内容 |
---|---|---|
自分探し期 | 0~25歳 | 自分はこれで生きていく、というものを見つける時期。 オススメは高卒でいったん就職すること。そもそも働いたこともないのに一生のことを考えて就職先を決めることなどできない。現場で働きながら進学するか仕事を続けるか考える。現場を見てから学ぶのと現場を見ないで学ぶのではモチベーションが全く違う。3年働いた後で21歳から4年制大学に行っても卒業は25歳。十分若い。 |
修行期 | 25~45歳 | 自分はこれで生きていく、と決めたものを突き詰める修行の時期。30歳程度で年をとった気分にならず、向上心を持ち続けよう。なお、部下を持つのも修行のうちと考える。 周囲から助けてもらえるうち(親が健在とか)に早めに結婚、子育てもしよう。地方で実家住まいで18歳から25歳まで働いた場合、土地付きで家を建てられるくらい貯金できる場合もある。20代前半で結婚して40代で子育てが終わっていると非常に働きやすいらしい(他人からの情報)。 |
成熟期 | 45~65歳 | 技術者として一人前になり、子どもも手がかからなくなって仕事が充実する時期。仕事仲間や業界の知人も増えている。若いころには手が出なかった大きなことに挑戦していこう。 同時に、後輩を育て自分の後継者になる人を探す時期でもある。引退間近になってから探すのでは遅い。20年あればきっと見つかるはず。 |
後援期 | 65歳~ | 元気なお年寄りが増えた今の時代、もっと働けると思う人は多い。しかし、頑張りすぎて若い世代の成長や活躍の機会を奪うのは良くない。引退するか、サポートに回って、自分で見つけた後継者に主役を譲ろう。なお個人で技術を究め続けるのは自由だと思う。 また、ボランティアをはじめとした社会に貢献する時間を増やす。特に子育て支援は社会の急務で、お年寄りの手がますます必要になる。ボランティアでなくとも、孫はかわいいうちに世話したほうが後悔しないらしい(筆者は孫がいないので想像です)。 ちなみに読み方は「こうえん(後方支援)き」です。造語です。 |
おわりに
自分はずっと地方に住んでいて、近場には何度も転職できるほどIT企業が無いのが実際のところです。そういう環境ではそれなりに長く一つの会社に在籍するのが普通なので、この記事ではあまり転職のことは考えていません。ニーズがあるのか分からない記事なんですが、最近は地方移住もブームですから、これからは当てはまる人も増えていくのではないかと思います。
なお、正直言って、ここで書いたことは自分では何一つ実現できていません。真逆の人生を歩んでますね(笑)でもこれに近い人生を歩んでいる人は実際にいるので、そういう人は本当に立派な人だと思います。
というわけで以上です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。