概要
この記事はRedditを自分なりにまとめたものです。
ChimeraOSはSteam OSをカスタムしたものらしく、Steam Deck以外でも動作するOSらしい。
違いはよくわからないけど、AYANEO Geekでは指紋認証以外動作した。
必要なもの
- インストール作業用
- マウス、キーボードを接続するためのType-Cハブ
- 有線LANのポートがついているとOSインストールが早い
- HDMIポートがついていると作業が楽
- 8GB以上のUSBメモリ(OSインストール用)
- マウス、キーボードを接続するためのType-Cハブ
- バックアップ用
- 250GB以上の外付けSSD(バックアップ用)
- 8GB以上のUSBメモリ(回復OSの起動用)
インストール手順
省電力やバッテリー制御をするためにはOSのインストール後に作業が必要です。
LinuxのCUIを操作したことがない場合、難しく感じるかもしれません。
バックアップ
何かしらの方法でバックアップを取る
筆者はAOMEI Backupperを利用して外付けSSDにバックアップを作成した
Redditでは"Macrium Home Free"を利用しているらしい
回復用OSの起動用USBメモリも作成できるみたい
ChimeraOSの準備
- https://chimeraos.orgに移動
- Downloadをクリック
- 画面遷移後に再度Downloadを押す
- "ChimeraOS-20XX.XX.XX-x86-64.iso"を保存する
- "Balena Etcher Portable"をhttps://www.balena.io/etcher#download-etcherからダウンロードする
- OSインストール用のUSBメモリをPCに刺す
- "Balena Etcher"を起動する
- USBメモリにOSを書き込む
- "Flash from file"を押す
- "ChimeraOS-20XX.XX.XX-x86-64.iso"を選択する
- "Select target"からUSBメモリを選ぶ
- "Flash !"を押して書き込む
ChimeraOSをインストール
- AYANEO Geekの電源を落とす
- AYANEO GeekにType-Cハブを接続する
- マウスとキーボードを接続する
- オプション: 有線LANを接続する
-
オプション: HDMIを接続する
HDMIがない場合は本体を縦にする覚悟を持ってください
- AYANEO GeekにOSインストール用のUSBメモリを接続する
- LCボタンと音量+を押したまま電源をオンにする
Note1: Bootメニューが出るまでLCボタンと音量+は離さない
Note2: キーボードのF7でもよい - BootメニューからUSBメモリを選択する
- "Install ChimeraOS" / "Reboot...etc"と表示されるので"Install ChimeraOS"を選択する
- 有線LANを接続していない場合、Wi-Fiの設定をする
- OSのインストール先を選択する
お試しで外付けSSDにインストールするのもあり - 15分ほどインストールに時間がかかる
- インストールが完了すると再起動される
- ChimeraOS(SteamDeck)の初回セットアップを実行する
- セットアップ完了後、USBメモリを外す
デスクトップモードの説明
- ホーム画面でBボタンを押して左メニューを表示する
- 電源からデスクトップに切り替えを選択する
初めてデスクトップにするときは1分ほど待ち時間がある - 画面が切り替わったあと画面下に3x3ドットのメニューボタンがある
- 青いゲームアイコンを押すとSteamのインターフェースに戻ります
- SteamアイコンをクリックするとウィンドウモードでSteamインターフェースが開きます
- フォルダー内にコンソールアプリがあります
CUIはこのアプリを使用する
デスクトップの設定
- 外部ディスプレイに接続する
しないとディスプレイ設定ができない(かも) - 画面下の3x3ドットのメニューボタンを押す
- Settingsを選択する
- Displayを選ぶ
- ①Built-in displayを選ぶ
- "Orientation"から"Portrait Left"を選ぶ
- 画面に表示された"Keep Changes"を押す
- 画面左上のActivitiesを押す
- 画面下のSoftwareを選択する
- 左上の検索マークからfirefoxを検索する
- 検索結果からfirefoxを選択する
- installを押す
TDP制御を有効化
V41 Stableとそれ以前では、この手順が必要です
- 画面左上のActivitiesを押す
- 画面下の3x3ドットのメニューボタンを押す
- 一番右のフォルダの中にあるconsoleを選択する
- consoleにコマンドを入力し、Enterで実行する
git clone https://github.com/ruineka/chimeraos-hack-tools.git
cd chimeraos-hack-tools/hacks
-
sudo ./chimeraos-enable-amdpstate.sh
パスワードの初期値はgamer
- Steam Deck UIに戻る
- 画面左上のActivitiesを押す
- Game Modeを選択する
- Bボタンを押して左メニューを表示する
- 電源から再起動を選択する
- 再起動後、デスクトップモードを表示する
- consoleを起動する
- consoleにコマンドを入力する
cat /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_driver
-
amd-pstate
と結果が帰ってくれば成功している - それ以外の場合手順を最初からやり直す必要がある
DeckyLoaderをインストール
- consoleにコマンドを入力する
-
curl -L https://github.com/SteamDeckHomebrew/decky-installer/releases/latest/download/install_release.sh | sh
コマンドを実行した際にパスワードかY(yes)を入力する必要がある reboot
-
- 再起動後、左メニューを表示する
- 電源から再起動を選択する
- AYAボタンの右側を押すと右メニューを表示できます
インストールが成功していれば、メニューの一番下にプラグのアイコンが表示されている - プラグアイコンを選択して左上の設定を開きます
- Deckyの設定を変更します
- Decky Update ChannelをStableに変更
- Plugin Store ChannelをTestingに変更
- Enable Developer Modeをオフにする
- Bボタンを何度か押してホームに戻る
PowerControlをインストール
- デスクトップモードに変更する
- consoleを起動する
curl -OL https://github.com/oliverchang/PowerControl/releases/download/v0.0.4/PowerControl.tar.gz
-
sudo su
パスワードのデフォルトはgamer
tar -xvzf PowerControl.tar.gz -C homebrew/plugins/ --overwrite
rm -r PowerControl.tar.gz
-
shutdown -r -t 0
1分後に再起動される
- 再起動後、AYAボタンの右側を押して右メニューを表示する
- 一番下のプラグアイコンを選択する
PowerControlが表示されていればインストールは成功している - PowerControlを選択するとCPUブースト、SMT、コア数、ワット単位の熱出力、およびGPU周波数を変更できるようになります
- USBの周辺機器を外してゲームをインストールする
デフォルトのパスワードを変更
- デスクトップモードに変更する
- Settingsアプリを開く
- Users->Passwordからパスワードを変更する
LED設定を変更
- デスクトップモードからconsoleを開く
sudo frzr-unlock
wget https://github.com/Maccraft123/ayaled/releases/download/0.3.0/ayaled-0.3.0-1-x86_64.pkg.tar.zst
-
sudo pacman -U ayaled-0.3.0-1-x86_64.pkg.tar.zst
プロンプトが表示された場合はY
を入力する rm ayaled-0.3.0-1-x86_64.pkg.tar.zst
sudo systemctl start ayaled
- これ以降はここを参照する
sudo systemctl enable ayaled
reboot