概要
余計なソフトを入れずにWindowsの標準機能 = コマンドプロンプト(bat)でミラーリングバックアップしたい。
サンプル
robocopy "C:\unko\from" "C:\unko\to" /mir /log:C:\unko\mirror.log /r:1 /w:1
『C:\unko\to』フォルダーの中身を『C:\unko\from』と同じにします。
/mir
は『ミラーリングしろ』という指定です。
『C:\unko\mirror.log』にログを出力。
/r:1
は失敗したコピーに対する 再試行回数 です。
/w:1
再試行と再試行の待機時間です。
再試行オプションに注意
下記のような仕様になっているので、適切に設定しないと 何度も再試行していつまで経っても終わらない ということになってしまうかも…。
オプション全般
robocopy
にはオプションがたくさんあるので、下記コマンドで調べて自分に合ったコマンドを作ると〇。
robocopy /?
robocopy /?の結果
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ROBOCOPY :: Windows の堅牢性の高いファイル コピー
-------------------------------------------------------------------------------
開始: 2024年7月28日 15:59:06
使用法:: ROBOCOPY コピー元 コピー先 [ファイル [ファイル]...]
[オプション]
コピー元 :: コピー元ディレクトリ (ドライブ:\パスまたは \\サーバー
\共有\パス)。
コピー先 :: コピー先ディレクトリ (ドライブ:\パスまたは \\サーバー
\共有\パス)。
ファイル :: コピーするファイル (名前/ワイルドカード: 既定値は「*.*」
です)
::
:: コピー オプション:
::
/S :: サブディレクトリをコピーしますが、空のディレクトリはコピ
ーしません。
/E :: 空のディレクトリを含むサブディレクトリをコピーします。
/LEV:n :: コピー元ディレクトリ ツリーの上位 n レベルのみをコピーし
ます。
/Z :: 再起動可能モードでファイルをコピーします。
/B :: バックアップ モードでファイルをコピーします。
/ZB :: 再起動可能モードを使用します。アクセスが拒否された場合、
バックアップ モードを使用します。
/J :: バッファーなし I/O を使用してコピーします (大きなファイル
で推奨)。
/EFSRAW :: 暗号化されたすべてのファイルを EFS RAW モードでコピーし
ます。
/COPY:コピーフラグ :: ファイルにコピーする情報 (既定値は /COPY:DAT)。
(copyflags : D=データ、A=属性、T=タイムスタンプ、X=代替データ ストリームをスキップ (/B または /ZB の場合は X は無視されます)。
(S= セキュリティ =NTFS ACL、O= 所有者情報、U= 監査情報)。
/SEC :: セキュリティと共にファイルをコピーします (/COPY:DATS と
同等)。
/COPYALL :: ファイル情報をすべてコピーします (/COPY:DATSOU と同等)。
/NOCOPY :: ファイル情報をコピーしません (/PURGE と共に使用すると便
利)。
/SECFIX :: スキップしたファイルも含むすべてのファイルのファイル セ
キュリティを修正します。
/TIMFIX :: スキップしたファイルも含むすべてのファイルのファイル時刻
を修正します。
/PURGE :: 既にコピー元に存在しないコピー先のファイル/ディレクトリ
を削除します。
/MIR :: ディレクトリ ツリーをミラー化します (/E および /PURGE と
同等)。
/MOV :: ファイルを移動します (コピー後にコピー元から削除)。
/MOVE :: ファイルとディレクトリを移動します (コピー後にコピー元か
ら削除)。
/A+:[RASHCNET] :: コピーされたファイルに指定の属性を追加します。
/A-:[RASHCNETO] :: コピーされたファイルから指定の属性を削除します。
/CREATE :: ディレクトリ ツリーと長さ 0 のファイルのみを作成します。
/FAT :: 8.3 FAT ファイル名のみを使用してコピー先ファイルを作成し
ます。
/256 :: 256 文字を超える非常に長いパスのサポートをオフにします。
/MON:n :: コピー元を監視し、n 回を超える変更があった場合に再度実行
します。
/MOT:m :: コピー元を監視し、m 分後に変更があった場合に再度実行
します。
/RH:hhmm-hhmm :: 実行時間 - 新しいコピーを開始できる時刻です。
/PF :: 実行時間をファイルごと (パスごとではない) に確認します。
/IPG:n :: 低速回線で帯域幅を解放するためのパケット間ギャップ (ミリ
秒)。
/SJ :: 接合のターゲットとしてではなく接合として Junctions をコピーします。
/SL:: リンクのターゲットとしてではなくリンクとしてシンボリック リンクをコピーします。
/MT[:n] :: n 個のスレッドのマルチスレッド コピーを実行します (既定値 8)。
n は 1 から 128 までの値である必要があります。
このオプションは、/IPG および /EFSRAW オプションと互換性がありません。
パフォーマンス向上のため、/LOG オプションを使用して出力をリダイレクトします。
/DCOPY:コピーフラグ :: ディレクトリにコピーする情報 (既定値は /DCOPY:DA)。
(copyflags : D=データ、A=属性、T=タイムスタンプ、E=EA、X=代替データ ストリームをスキップ)。
/NODCOPY :: ディレクトリ情報をコピーしません (既定では /DCOPY:DA が実行されます)。
/NOOFFLOAD :: Windows のオフロードをコピーするメカニズムを使用せずに、
ファイルをコピーします。
/COMPRESS :: ファイル転送中にネットワーク圧縮を要求します (適用可能な場合)。
/SPARSE :: コピー中にスパース状態を保持できるようにする
::
:: ファイル調整オプションをコピーします:
::
/IoMaxSize:n[KMG]:: {read,write} サイクルあたりの最大 i/o サイズが要求されました。(n [KMG] バイト
)
/IoRate: n [KMG]:: 要求された i/o レート (n [KMG] バイト/秒)。
/しきい値: n [KMG]:: 調整のためのファイルサイズのしきい値です。 n [KMG] バイト (「解説」を参照)。
::
:: ファイル選択オプション:
::
/A :: アーカイブ属性が設定されているファイルのみをコピーしま
す。
/M :: アーカイブ属性のあるファイルのみをコピーし、リセットしま
す。
/IA:[RASHCNETO] :: 指定されたいずれかの属性が設定されているファイルのみを含
みます。
/XA:[RASHCNETO] :: 指定されたいずれかの属性が設定されているファイルを除外し
ます。
/XF file [ファイル]... ::
指定された名前/パス/ワイルドカードに一致するファイルを
除外します。
/XD dir [ディレクトリ]... ::
指定された名前/パスに一致するディレクトリを除外します。
/XC :: 変更されたファイルを除外します。
/XN :: 新しいファイルを除外します。
/XO :: 古いファイルを除外します。
/XX :: コピー先にだけ存在するファイルとディレクトリを除外し
ます。
/XL :: コピー元にだけ存在するファイルとディレクトリを除外し
ます。
/IS :: 同一ファイルを含みます。
/IT :: 異常なファイルを含めます。
/MAX:n :: 最大ファイル サイズ - n バイトより大きいファイルを除外し
ます。
/MIN:n :: 最小ファイル サイズ - n バイトより小さいファイルを除外し
ます。
/MAXAGE:n :: 最長ファイル有効期間 - n 日より古いファイルを除外します。
/MINAGE:n :: 最短ファイル有効期間 - n 日より新しいファイルを除外しま
す。
/MAXLAD:n :: 最大最終アクセス日 - n で指定する値以後に使用していない
ファイルを除外します。
/MINLAD:n :: 最小最終アクセス日 - n で指定する値以後に使用されたファ
イルを除外します。
(n < 1900 の場合、n = n 日です。それ以外は、n = YYYYMMDD
の日付です)。
/FFT :: FAT ファイル時間 (2 秒の粒度) を想定します。
/DST :: 1 時間の DST 時間差を補正します。
/XJ:: シンボリック リンク (ファイルとディレクトリの両方) と接合ポイントを除外します。
/XJD:: ディレクトリのシンボリック リンクと接合ポイントを除外します。
/XJF :: ファイルのシンボリック リンクを除外します。
/IM :: 変更されたファイルを含めます (変更日時が異なる)。
::
:: 再試行オプション:
::
/R:n :: 失敗したコピーに対する再試行数: 既定値は 1,000,000。
/W:n :: 再試行と再試行の間の待機時間: 既定値は、30 秒です。
/REG :: /既定の設定としてレジストリに R:n と /W:n を保存します。
/TBD :: 共有名が定義されるのを待ちます (再試行エラー 67)。
/LFSM :: 空き領域不足モードで動作し、コピーの一時停止と再開を有効にします (「注釈」を参照)。
/LFSM:n[KMG] :: /LFSM、 下限サイズを n [K:kilo,M:mega,G:giga] バイトで指定します。
::
:: ログ オプション:
::
/L :: リストのみ - いずれのファイルにも、コピー、タイムスタン
プの追加、または削除を実施しません。
/X :: 選択されたファイルのみではなく、余分なファイルをすべて報
告します。
/V :: スキップされたファイルを示す詳細出力を作成します。
/TS :: 出力にコピー元ファイルのタイム スタンプを含めます。
/FP :: 出力にファイルの完全なパス名を含めます。
/BYTES :: サイズをバイトで出力します。
/NS :: サイズなし - ファイル サイズをログに記録しません。
/NC :: クラスなし - ファイル クラスをログに記録しません。
/NFL :: ファイル リストなし - ファイル名をログに記録しません。
/NDL :: ディレクトリなし - ディレクトリ名をログに記録しません。
/NP :: 進行状況なし - コピーの完了率を表示しません。
/ETA :: コピーするファイルの推定完了時刻を表示します。
/LOG:ファイル :: ログ ファイルに状態を出力します (既存のログを上書きしま
す)。
/LOG+:ファイル :: ログ ファイルに状態を出力します (既存のログ ファイルに
追加します)。
/UNILOG:ファイル :: ログ ファイルに UNICODE で状態を出力します (既存のログを
上書きします)。
/UNILOG+:ファイル :: ログ ファイルに UNICODE で状態を出力します (既存のログに
追加します)。
/TEE :: コンソール ウィンドウとログ ファイルに出力します。
/NJH :: ジョブ ヘッダーがありません。
/NJS :: ジョブ要約がありません。
/UNICODE :: 状態を UNICODE で出力します。
::
:: ジョブ オプション:
::
/JOB:ジョブ名 :: 名前の付いたジョブ ファイルからパラメーターを取得します。
/SAVE:ジョブ名 :: 名前の付いたジョブ ファイルにパラメーターを保存します。
/QUIT :: コマンド ラインの処理後に終了します (パラメーターの表示の
ため)。
/NOSD :: コピー元ディレクトリを指定しません。
/NODD :: コピー先ディレクトリを指定しません。
/IF :: 後続のファイルを含みます。
::
:: 注釈 :
::
ボリュームのルート ディレクトリに対して /PURGE または /MIR を使用すると、これまでは、
robocopy は要求された操作をシステム ボリューム情報ディレクトリ内のファイル
にも適用していました。この動作は変更されました。
どちらかを指定すると、robocopy はその名前を持つファイルまたはディレクトリを
(コピー セッションの最上位レベルのソースと宛先ディレクトリで) スキップします。
変更されたファイルの分類は、コピー元とコピー先両方の
ファイル システムが変更タイムスタンプ (NTFS など) をサポートしていて、
コピー元とコピー先のファイルの変更日時が異なり、しかし
それ以外は同じ場合に適用されます。これらのファイルは既定ではコピーされません。/IM を指定して、
それらを含めます。
/DCOPY:E フラグは、拡張属性コピーを
ディレクトリに対して試行することを要求します。現時点では robocopy が継続されます
(ディレクトリの EA をコピーできなかった場合)。このフラグは
/COPYALL 内。
/IoMaxSizeまたは/IoRate が指定されている場合、robocopy は 以下 を有効にします
ファイルの調整をコピーします (システム負荷を減らすための目的)。
両方とも、許容値または最適値に調整できます。つまり、両方の
必要なコピーパラメーターを指定していますが、システムと robocopy は
必要に応じて、これらの値を妥当/許容される値に調整し ます。
/Threshold も使用されている場合は、以下の最小ファイルサイズを指定します。
調整に従事することを可能にしています;そのサイズは調整されません。
3つのすべてのパラメーターの値の後に省略可能なサフィックスを指定することができ る場合もあります
セット [KMG] (キロ、メガ、giga) の文字。
/LFSM を使用することで、robocopy に '空き領域不足モード' での動作を要求します。
このモードでは、次の場合に robocopy が一時停止します。すなわち、ファイルのコピーによって 以下が生じる場合
コピー先ボリュームの空き領域が '下限' 値を下回る場合です。この値は
フラグの LFSM:n[KMG] 形式によって明示的に指定できます。
/LFSM が明示的な下限値なしで指定されている場合、下限は
コピー先ボリュームのサイズの10%。
空き領域不足モードは、/MT、/EFSRAW と互換性がありません。
参考サイトさん
バージョン
Microsoft Windows [Version 10.0.22631.3880]