10
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

「Raspberry Pi 4」と「OpenMediaVault」でNASを構築してみた

Last updated at Posted at 2024-04-20

はじめに

前からPC以外のストレージがほしいと思っていたので今回作成してみました。
過去にPCのHDDが壊れ、バックアップもとっていなかったため、データがすべて飛んだ過去があります。

その教訓を活かし、今回はRAIDで構築してみたいです。

Raspberry Pi 4開封

ででん!!

IMG_0604.jpg

中身はこんな感じ
IMG_0606.jpg

付属品は

  • ラズベリーパイ本体
  • ケース
  • カードリーダー
  • ACアダプタ
  • ファン
  • マイクロSDカード
  • ヒートシンク
  • マイクロHDMIケーブル

ですかね。

IMG_0608.jpg

実際に使うのはひとつだけど、2つ入っていたりしています。
8GBメモリのラズベリーパイも買う予定なので、そのときはキットを買わなくて済みそうです:hearts:

Raspberry Pi 4組み立て

ではまず最初に組み立てます。

1. ヒートシンク装着

:point_down:本体:point_down:
IMG_0610.jpg

:point_down:ヒートシンク:point_down:
IMG_0611.jpg

本体にヒートシンクを装着します。
裏面が粘着テープになっていて、それを直接貼り付けるイメージです。
IMG_0613.jpg

下画像の赤枠の部分ですね
IMG_0612.jpg

装着後がこちら
IMG_0614.jpg

これでヒートシンクの取り付けは終了です。

Raspberry Pi 4からは性能が上がったので、放熱が必要とのこと。

2. ケース組み立てファンを装着

次はケースに入れて組み立ていきます。
ケースを組み立てる過程でファンを装着します。
(これも多分放熱対策かな、普通のpcでもつけるもんね)

:point_down:ケースはこちら:point_down:
IMG_0615.jpg

では、最初にファンを取り付けます。

これを
IMG_0616.jpg

こうして、
IMG_0617.jpg

こうじゃ(チャキーン)
IMG_0618.jpg

ちなみにファンはLEDライトつきとLEDライトなしの2つがついているようです。
今回はLEDなしを選択。
ここではまだファンの電源をpinにはつなぎません。

最終的にケースはばらすと

  • 上部
  • 中段
  • 下部

の3つにわかれます

IMG_0619.jpg

次は下部のケースにラズベリーパイを装着します。
若干浮いているように感じましたがこれが正しいようです。
IMG_0621.jpg

下部のケースをラズベリーパイに装着したら、次は中段のケースを取り付けていきましょう。
:point_down:取り付け後:point_down:
IMG_0623.jpg

ここで上段ケースをはめきる前に、ファンの電源をpinに繋げましょう。
ラズベリーパイ公式にもありますが、こう「低冷却モード」と「高冷却モード」があるようです。
赤線と黒線のつなぐ位置が決まっているので気をつけましょう。
IMG_0624.jpg

最後に上段のファンつきケースを取り付けます
IMG_0625.jpg

続いてケーブルを繋いでいきましょう
IMG_0628.jpg

HDMIと電源ケーブル、有線LANを繋ぎましょう
私の構成だとラズパイにつなぐケーブルは、全部で3つでした。
IMG_0630.jpg

IMG_0631.jpg

これでコンセントに電源をつなぐと勝手にラズベリーに電源が入り、起動します。
(私の電源ケーブルにはON/OFF切り替えられるスイッチがついてました。便利。)

と、ここまでがラズベリーパイの組み立てです。

OS

今回はラズベリーパイのOSに「Raspberry Pi OS Lite」を選んでOSをSDカードに書き込んでいきます。

まず公式サイトにアクセスして、
https://www.raspberrypi.com/software/
image.png

imager_1.8.4.exeを起動して、インストールしていきます。(私は1.8.4をダウンロードしました。)

インストール後起動します。
image.png

インストールするデバイス、OS、ストレージを選択。

1. デバイス選択

image.png

2. OS選択

image.png

image.png

image.png

3. ストレージを選択

image.png

4.「次へ」をクリックして

image.png

5. 設定の編集

「設定を編集する」を選択
※詳細の設定内容は省きます。。。個人情報が書いてありますので。。。
image.png

6. 設定完了後▶ストレージのデータが消えるため注意!

「はい」を選択後、書き込みが始まります
image.png

7. 書き込み中・・・

image.png

image.png

8. 書き込み完了(スクショ取り忘れ・・・)

ラズベリーパイにSDカードを突っ込んで、電源をいれればOSがインストールされる

OpenMediaVault

ここからは、Tera Termでログインしてコマンドを実行しています

1. まずは「sudo apt update」

Tera Termでコマンド実行
sudo apt update

2. 続いて「sudo apt upgrade」

Tera Termでコマンド実行
sudo apt upgrade

3. IPを確認する(ブラウザからアクセスする際に必要)

Tera Termでコマンド実行
ifconfig

4. OpenMediaVaultのインストール

Tera Termでコマンド実行
cd /opt/
Tera Termでコマンド実行
wget -O - https://github.com/OpenMediaVault-Plugin-Developers/installScript/raw/master/install | sudo bash

自動でターミナルが閉じるので、「3. IPを確認する(ブラウザからアクセスする際に必要)」の手順で確認した、IPアドレスにアクセスすると・・・・(ここでインストールが完了すると自動で再起動します)

5. 無事起動!!

image.png

6. ログインしてみる

初期ユーザー情報
ユーザー名: admin
パスワード: openmediavault

7. ログイン完了(`・ω・´)ゞ

image.png

設定をしてイクゥ

1. 日本語化

右上の「User Settings」をクリック
image.png

「language」をクリックして、「日本語」を選択
image.png

image.png

2. IP固定化

ここで設定をまちがうと本体に繋いで、コマンドでIPを設定する必要があるので、注意!
ちなみに私は設定を間違えて、コマンドでIPを弄りました・・・

左のメニューの「ネットワーク▶インターフェース」を選択
image.png

編集を選んで・・・
image.png

適切な設定に変更・・・
image.png

保存して、固定化完了
image.png

3. HDDをワイプ

ストレージの中身が消えるので注意!

左のメニューの「ストレージ▶ディスク」を選択
image.png

「はい」を選択
image.png

私はなんとなく「セキュア」を選択しました
image.png

完了
image.png

4. 共有フォルダの作成

左のメニューの「ストレージ▶ディスク」を選択
image.png

「+」を選択し、相対パスや名前を適当に設定
「保存」して完了
image.png

5. パーミッションの設定

「ストレージ▶共有フォルダ」から共有フォルダにパーミションを設定する。
私はread/writeを設定
image.png

6. SMB(Time Machine)設定

左のメニューの「サービス▶SMB/CIFS▶共有」を選択
「+」を選択する
image.png

共有フォルダとして作成したフォルダ名を選択し、Time Machine supportにチェックを入れて保存
image.png

左のメニューの「サービス▶SMB/CIFS▶設定」を選択
有効にチェックを入れる
image.png

これで全工程終了!エクスプローラーから共有フォルダが見えるようになっているはず

image.png

最後に

一旦これで「Raspberry Pi 4」と「OpenMediaVault」でNASを構築できたかと思います。
結構期間が空いてからの記事更新だったので、一部違っている部分があるかもしれませんが、ご指摘いただければ修正します。

今回はNASを作ったので、次は普通のサーバー立ててみたいですね。
DBとかWebサーバー立てて遊びたいので、ラズベリーパイにDocker入れて遊ぼうかな。
それでは、これにて。

10
7
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
10
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?