*この記事はWanoアドベントカレンダーの8日目です
Wordpressの案件をやっていると
「プラグインのバージョン上げたら動かなくなった」
「プラグインが最新verに対応してないからWordpress自体のバージョン上げれない」
「そもそもプラグイン入れるな」
「プラグイン●ね」
等となんとも殺伐とした会話が良く聞かれます。
これらはそもそも、事業性の案件に対してオープンソースCMSであるWordpressを採用している時点である程度覚悟しなければいけないリスクではあるのですが…
確かにプラグインは便利ではありますが、Wordpress界隈は巨大すぎて玉石混交すぎます。
そこで自分が最近Wordpressの案件に着手する際に、「これらは入れても大丈夫だろう」と思っているプラグインを紹介したいと思います。
想定される案件としては
- 小・中規模のコーポレートサイト
- カスタム投稿タイプを多用するような多ジャンルメディアサイト
- 会員制のコミュニティサイト
等を想定しています。
選定の基準としては便利さ、簡単さよりも
- コアに影響を与えない
- セキュリティパッチ等、最新版のWordpressの動作確認が早い
- 独立性が高い
- 仕様変更、良くある要件に強い
事がポイントとして見ています。
まず確実に入れているプラグイン
Advanced Custom Fields(通称ACF)
- カスタムフィールドのカスタマイズのデファクト的なプラグイン
- 管理画面のカスタマイズの柔軟性
- カスタムフィールドを制御する事で、顧客が感覚的に使いやすいインターフェースを提供し、クレーム、問い合わせを減らす
ACF Repeater Field
- 上記ACFのアドオンプラグイン(有料買い切り)
- 繰り返しフィールドを追加出来る
- ギャラリーの追加等、ありがちな要件に対応しやすい
要件によっては入れるプラグイン
Google XML Sitemaps
- XMLサイトマップの生成
- 自前でテンプレートを作っても良いが、予算的に厳しい場合はこちらでさっくり入れる
Custom Post Type Permalinks
- カスタム投稿タイプのパーマリンク設定のカスタマイズ
- ありがちなURL規則のカスタマイズ
- function.phpで自作しようとするとrewrite_ruleの設定が非常に面倒
Multi Device Switcher
- PC、SPでのテーマの切り替え
- シンプルで独立性が高い
Simple GA Ranking
- Google Analyticsのレポートデータ配列を取得するプラグイン
- GoogleのAPIとのインターフェースを提供してくれていて、シンプルに配列で返してくれる為フロントエンド側でカスタマイズしやすい
Theme My Login
- 会員制のサイトを作成する場合に利用
- テンプレートの独立性が高い
- Wordpress自体のユーザー管理を利用する。独自でDBの拡張や管理ツールを提供しない。
番外編:見かけるとげんなりするプラグイン
All in One SEO Pack
- きっちり運用すれば良いプラグインだとは思う
- きっちり運用できている案件を見たことが無い
- 色々なところでオススメされていてとりあえず入れている感がやばい
これを入れて「SEO対策ばっちりです」と言い張る業者が多い。
キャッシュ系のプラグイン
- キャッシュはサーバーサイドでやったほうが良い
サーバーサイドのエンジニアが怒り狂う
※あくまで中小規模のWordpress開発の一例です。
今後もこれは使えるというプラグインを見つけたら更新していきます。