【SwiftUI】UserDefaultsを使ってデータ型のデータを保存する

はじめに

SwiftUIにおいて、簡単なデータを保存できるUserDefaultsについて学習したので、備忘録としてまとめます。
ここではUserDefaultsの基本的な使い方（データ型の保存）と、データを保存する簡単なアプリを例に説明します。

環境

【Xcode】16.2
【iOS】18.2
【macOS】Sequoia 15.3.1

UserDefaultsとは

UserDefaults は、iOSアプリにおいてデータを永続化（アプリを閉じてもデータが消えないように保存）するための仕組みです。

✅ UserDefaultsで保存できるデータ型

UserDefaultsには以下のようなデータ型を保存できます。

・Bool（真偽値）

・Int（整数）

・Float（浮動小数点数）

・Double（倍精度浮動小数点数）

・String（文字列）

・Data（バイナリデータ）

・Array（配列）

・Dictionary（辞書）

※ 複雑なデータ型（独自の構造体など）を保存する場合は、Codableプロトコルを使ってJSON形式に変換する必要があります。

UserDefaultsを使った簡単なアプリを作成

ここでは、スコアを保存・リセットできるシンプルなアプリを作成します。

アプリの仕様

「スコア +1」ボタンを押すとスコアが増加し、UserDefaultsに保存

「リセット」ボタンでスコアを0にし、UserDefaultsからデータを削除

アプリを再起動しても、保存されたスコアが保持される

import SwiftUI

struct ContentView: View {
    // UserDefaultsから保存したデータを読み込む
    @State private var score: Int = UserDefaults.standard.integer(forKey: "highScore")

    var body: some View {
        VStack {
            Text("スコア: \(score)")
                .font(.largeTitle)
                .padding()

            HStack {
                // スコアを増加し、UserDefaultsに保存
                Button {
                    score += 1
                    UserDefaults.standard.set(score, forKey: "highScore")
                } label: {
                    Text("スコア +1")
                        .padding()
                        .background(Color.blue)
                        .foregroundStyle(.white)
                        .cornerRadius(10)
                }

                // スコアをリセットし、UserDefaultsから削除
                Button {
                    score = 0
                    UserDefaults.standard.removeObject(forKey: "highScore")
                } label: {
                    Text("リセット")
                        .padding()
                        .background(Color.red)
                        .foregroundStyle(.white)
                        .cornerRadius(10)
                }
            }
            .padding()
        }
    }
}

1. スコアの保存

UserDefaults.standard.set(score, forKey: "highScore")

set(_:forKey:) メソッドでデータをUserDefaultsに保存。

キー（"highScore"）を指定することでデータを管理。

2. スコアのリセット

UserDefaults.standard.removeObject(forKey: "highScore")

removeObject(forKey:) メソッドでデータを削除。

キー（"highScore"）に対応するデータ（score）が削除される。

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まとめ

UserDefaults は小規模なデータ（設定、スコア、フラグなど）を簡単に保存できる。

set(_:forKey:) でデータ保存、removeObject(forKey:) でデータ削除。

複雑なデータはJSON形式に変換し保存することも可能。