3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

私は地方の会社で情報システムを担当しております. 

普段はVBA、Power Automate Desktop(以下、PAD)のフロー制作等をしております.

20代前半でまだ半人前ではありますが、アウトプットの練習も兼ね、記事を作成した次第です.

初投稿ですので届かぬ箇所等があるかと存じますが、温かい目でみてあげてくださると幸いです.


当社では過去にBizrobo,WinActorとRPAソフトを扱ってきましたが、現在はPADを使用しています.

この記事で紹介することに関して、前述の2つのツール (に限らず、他のRPAにも使えるかもしれない) においても有効であると考えています.

キー操作

RPAのハウツー系動画等を見ていると、
「要素を捕まえて、RPA認識したら操作を行う」ことが紹介されており、私も最初はこの手段を多用してフローを作成していました. 

勿論このプロセスは非常に重要で、直感的に作ることのできるRPAの1つの良さですが、

RPAの性質上、要素を捕まえることに時間がかかる、要素が捕まえられなくなる等のエラーに衝突するリスクが大きくなりえます
(WinActorは画素数等に依存していたように憶えています)
(実行環境のスペック等の要因はあるかもしれません...).

このとき有効になってくるのが、キー操作というアクションです.

担当のフローで扱っているソフトがデスクトップアプリなので、ブラウザ等を扱う際に関して、この手段の適否はわかりかねますのでご了承ください...


例)ExcelをPDFにする

(今回は例として今回はExcelを例として扱っています)

要素を捕まえてExcelを起動→ファイルタブを選択→印刷を選択→...というフローを作ったとして、自分の場合可用性に長けたフローを作ることは困難でした.

スクリーンショット 2024-07-16 145649.png
わりと止まりがちなんですよね。。。

ここで、PADのアクション"キー操作"を利用します.

例えば...今回の場合...印刷を呼び出す際に"Ctrl + P"を入力すれば、一発で印刷画面に飛べますよね.

このようなショートカットキー等を入力することで、要素に依存しない動作を指示することができます.

以下、上記の例をもとにして作成した、xlsxをPDF化するフローの一例です:

スクリーンショット 2024-07-17 155346.png

上記の通りキー送信、クリップボードの操作等を駆使し、出来る限り要素に囚われない操作をすることで相対的に可用性、動作性の高いフローを作ることができます.

スクリーンショット 2024-07-16 163404.png

スクリーンショット 2024-07-16 163442.png

無事にPDFに変換することができました.

注意点
キー入力のアクションをする際、Waitアクションを挟み0.5秒ほど若干の待ち時間を加えることで、動作がさらに安定します
(長すぎると塵積で遅くなるので注意)(1秒、結構大きいです...)

まとめ

今回作成したフローのように、要素を掴んでアクションをすることがすべてではなく キー操作、あらかじめ用意されているアクション(今回扱っていませんが)等、他のアクションを利用することで、よりよいフローを作成できる...と考えています.

RPAを触っていて、”ショートカットキーを知っている”ということは大きな武器になるのではないか、と感じています.

今回の場合そもそもドキュメント印刷アクションステップ使ったら一発でしょ(;'∀')!←他のデスクトップアプリでも使用できるという点でキー操作を伝えたかったのでそこは目を瞑ってください(;;'∀')

見てくださった方の参考になりましたら幸いです、
最後までご覧いただきありがとうございました.

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?