シェルスクリプトで簡単なオプション解析

自分自身のメモ用に、シェルスクリプトでオプションをパースするコードをメモにします。

option.sh

#!/bin/bash

parse_option () {
  if [ $1 = "h" ];then
    echo "Usage: option.sh [OPTIONS] ..."
    echo
    echo "Options:"
    echo "  -h"
    echo "  -a"
    echo "  -b"
    echo "  -c"
    echo
    exit 1
  fi
  if [ $1 = "a" ];then
    echo "a option is ${@:2:($#-1)}"
  fi
  if [ $1 = "b" ];then
    echo "b option is ${@:2:($#-1)}"
  fi
  if [ $1 = "c" ];then
    echo "c option is ${@:2:($#-1)}"
  fi
}

commands=$@

echo $commands | tr '-' '\n' | sed '/^$/d' | while read line
do 
parse_option $line
done

ここにコマンドでbash option.sh -a hoge -c fuga -b piyoってうつと

a option is hoge
c option is fuga
b option is piyo

ってなります。

簡単な説明

commandsに引数全て渡して、オプションはハイフンから始まる事を使って、trでハイフンを改行に変えてます。
一番最初のオプションのハイフンも改行コードになって、空行が上に入ってしまうのでsedで除去しています。

その結果をwhileで改行毎にループ処理をして、parse_optionが呼ばれます。引数は１行毎に与えられます

ハイフンで区切ってるので、関数に渡る一番最初の引数はオプション名になります。その後ろはオプションに渡す引数になるので${@:2:($#-1)}で2つ目以降の引数を受け取ります。

出来ること

オプションの複数指定
オプションのあと付けc
parse_option内で${@:2:($#-1)}を$2にすることでイチオプションに対して値を一つのみに出来る。${@:2:($#-1)}の使いみちは-name alice bob carolのようなとき。

出来ないこと

-abのようなオプションの併記
--Aのようなロングオプション

もっと厳密にオプションをパースしたい場合

こちらの記事を参照
bash によるオプション解析