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【音楽に新しい視点を】音楽Webアプリ「リリカル」を開発した理由とその内容🎧️

Last updated at Posted at 2025-06-11

はじめに🌨️

2025年4月15日、音楽Webアプリ「リリカル」のβ版をひっそりとリリースしました🚀

本記事では、このアプリをなぜ作ろうと思ったのか、どんな構想のもとに生まれたのかを、簡単にご紹介できればと思います。

私自身、エンジニアリングの世界に触れる中で、オープンなコミュニティの雰囲気や、知見を協力的に共有し合う文化に何度も支えられてきました。そうした"相互扶助的なつながり"の魅力に惹かれるうちに、「いつか自分も、ささやかでも何かを還元できたら」という思いが芽生え、本記事の公開に至りました💪

サービス開発のきっかけからリリースに至るまでの赤裸々なプロセスを、"等身大の記録"として綴っていければと思います。どこか一つでも、誰かの参考になれば嬉しいです☺️

もちろん、まだまだ開発途上の段階で、荒削りな部分も多く残っています。それでもまずは、自分なりの想いやコンセプトをアウトプットすることに意味があると思い、この場を借りて少しだけ共有させて頂きます。なお、技術的な背景やリリースまでの具体的な経緯については、近日中に別記事としてまとめる予定です。そちらも併せてご覧頂けると嬉しいです。

今回が、自分にとって初めての"toC向け Webアプリ開発"でもあります。試行錯誤の連続ですが、だからこそ、暖かく見守って頂けると幸いです🙇‍♂️

音楽Webアプリ「リリカル」とは🎧️

「リリカル」は、「音楽に新しい視点を」というコンセプトのもとで開発した、"音楽特化型のWebアプリ"です。楽曲にまつわる感想や考察、ちょっとしたメモのような気づきまで、自由に投稿できるプラットフォームを目指しています。

現状の仕様は、いわば「音楽版X(旧Twitter)」といった雰囲気に近く、投稿のしやすさやテンポ感を重視した設計にしています。Spotify Web APIを活用しており、楽曲情報との連携やメンションなどの機能も備えていますので、是非一度触っていただければ、雰囲気がつかめるかと思います。

サイトURL:https://www.lyricalmusic.jp/comment

リリカルLP①.png

リリカル_LP (8).png

サービスを開発したきっかけ🌱

このサービスをつくろうと思った背景には、個人的な原体験があります📝

近年、音楽がSNSを通じて“情報”として消費される場面が増えています。InstagramのストーリーやXで楽曲をシェアしても、どこか消化不良のような感覚が残ることがありました。

本来、音楽は耳で聴くだけではなく、そこに意味や価値を内包した、とても豊かな体験のはずです。一つの楽曲をとっても、音源・歌詞・MV・振付・衣装など、さまざまな表現要素が重なり合って構成されています。それらはアーティストごとのスタイルや美学を反映した、大切な"音楽の一部"だと思っています。にもかかわらず、それらをじっくり味わう前に流れていってしまう——そんな状況に、もったいなさを感じていました🚶‍♂️

日常生活のなかで、「あの曲よかったよね」と友人と何気なく話したとき、その何気ない会話がきっかけで、同じ曲がまったく違って聴こえるような体験が何度もありました。

つまり、音楽の受け止め方はリスナーごとにまったく異なり、その分だけ多様な"視点"が存在しているということです。そうした漠然とした気づきや小さなもどかしさが少しずつ蓄積されて、「だったら、自分でこういう場をつくってみよう」と思うようになりました。
これが、「リリカル」を開発するきっかけとなった原点です。

サービスが目指している世界🌐

「リリカル」を通じて実現したいのは、音楽の受け止め方に宿る多様な“視点”を、日常的な音楽体験の中から丁寧にすくい上げ、可視化していくことです👀

音楽は単なる音の集合ではなく、それを受け取るリスナーのまなざしや文脈によって意味づけられる、きわめて動的で個人的な体験です。そうした音楽受容のプロセスを、リリカルでは「視点の価値体系」として捉え直し、それぞれの投稿や感想が、楽曲の意味と価値に新たな光を当てるような構造を目指しています。

受け手が音楽に与える解釈や意味づけが、他のリスナーとのあいだで情報として流動し、交差し、重なり合う——そんな「共創空間」を、サービス内で情報構造として再構築したいと考えています。

結果として、音楽にまつわる感想や分析的な考察、身体的な反応までを含めた複合的な情報が蓄積されていくことで、音楽の価値がより質的にも量的にも充実していく。そしてそれは、画一的な“評価”ではなく、むしろ不均質で個別的な受容を包摂するような、開かれたプラットフォームであるべきだと考えています。

実際のアプリ内容⚙️

現在の「リリカル」は、X(旧Twitter)の基本的な操作感を踏襲しながら、「音楽に対する自由な視点の共有」を支援することをコンセプトに開発を進めています⚒️

ユーザーは、楽曲に紐づけるかたちで情報・感想・考察などを自由に投稿でき、それらの投稿はタイムライン形式で一覧表示されます。投稿はそれぞれ、楽曲ページごとに自動的に集約されていくため、ひとつの楽曲に対するさまざまな視点を横断的に読むことが可能です。

また、Spotify Web APIを活用することで、楽曲やアーティストをメンションできる機能も実装しています。それに加えて、一般的なユーザーメンション(@)やハッシュタグ(#)機能、リアクションボタンによる感情表現も可能です。

他にも、プロフィール画面からのユーザー情報の確認や投稿の共有など、ソーシャルアプリとしての基本的な仕組みは一通り整っています。とはいえ、まだまだ未実装の機能や改善点も多く、引き続きアップデートしていく予定です。

リリカルLP③.png

リリカルLP④.png

おわりに💫

ここまで少し抽象的で概念的な話も交えながら書いてきましたが、リリカルのコンセプトや開発の出発点は、とてもシンプルで、純粋な気持ちから始まっています。

「音楽に新しい視点を」

この根本的なコンセプトを実現し、日々の音楽体験をもう少しだけ豊かに、そして楽しくするために、ひとつの場をつくってみたい——それがこのプロジェクトの原動力です。

開発のこと、サービスのこと、あるいは音楽そのものについてでも構いません。どんな些細なことでも、ぜひコミュニティのみなさんとやり取りできたら嬉しいです。そしてもしよければ、実際にアプリを覗いてみたり、気軽に投稿してみたりしていただけると、とても励みになります🙌

まだまだ発展途上で、ようやくスタートラインに立ったばかりではありますが、まずはこの出発点にある想いや考えを、こうして言葉にしてお届けしたかった——そんな気持ちでこの記事を書きました!

今後ともどうぞ、よろしくお願い致します☺️

SNSアカウント✉️

音楽にまつわるつぶやきや、ちょっとした気づき・感想などをSNSでも発信しています🎧
音楽が好きな方、興味を持った方は、是非チェックして頂けると嬉しいです!
Note:https://note.com/cc_all
X(旧Twitter):https://x.com/marumaru999000

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