1
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Linuxの増分バックアップをする(リストア)

Posted at

この記事この記事の続きです。詳細はこの記事で紹介しているのでそちらをご覧ください。

大変お待たせしました。この記事ではバックアップしたファイルをリストアする方法を紹介します。
(「リストア方法は現在記事を用意しているのでお待ちください。」と書いておきながらすっかり忘れていました…スミマセン)

TL;DR

個々のファイルの復元についてはバックアップ先のディレクトリを探して直接コピーして取り出してください。
ここで紹介する方法は以前の記事で紹介した方法でバックアップしたデータからシステム全体を復元する方法です。
今回は実行する回数や環境がバラバラだと思いますのでコマンドのみを残しておきます。
環境に合わせて適宜変更してください。

# "/var/backup/Host1/20200101/"はバックアップのパス(最後の/を忘れないこと)
# "/mnt/host1system/"はリストア先のパス

# ローカルで復元する場合
rsync -aHAX --info=progress2 --numeric-ids /var/backup/Host1/20200101/ /mnt/host1system/

# バックアップサーバから復元する場合
# backupsvはサーバのホスト名
rsync -aHAXz --info=progress2 --numeric-ids --rsync-path='sudo rsync' backupsv:/var/backup/Host1/20200101/ /mnt/host1system/

リストア

以前の記事ではシステム全体をコピーする方法を紹介しましたが、リストアはそのうち復元したいシステムのデータをrsyncを使って全てコピーします。
実はやっていることはバックアップの反対です。

外付けHDDなどローカルのシステムだけで復元できる場合はまず始めに復元するシステムをLiveUSBなどを使って起動します。
その後システムパーティションを作成し、マウントした上で下記のコマンドを実行します。

# "/var/backup/Host1/20200101/"はバックアップのパス(最後の/を忘れないこと)
# "/mnt/host1system/"はリストア先のパス
rsync -aHAX --info=progress2 --numeric-ids /var/backup/Host1/20200101/ /mnt/host1system/

パス等は適宜置き換えてください。

バックアップサーバでバックアップを行い復元もリモートのサーバという場合はバックアップと同じくssh経由で行います。

# "/var/backup/Host1/20200101/"はバックアップのパス(最後の/を忘れないこと)
# "/mnt/host1system/"はリストア先のパス
# backupsvはサーバのホスト名
rsync -aHAXz --info=progress2 --numeric-ids --rsync-path='sudo rsync' backupsv:/var/backup/Host1/20200101/ /mnt/host1system/

上記のコマンドの場合は
backupsv--->host1(コマンドを実行する端末)
と言ったデータの流れになります。データを引っ張ってくるイメージです。

あとがき

今回は頻繁におこわない(であろう)復元だったため少しシンプルにして紹介させていただきました。
これでいざというときのシステムの復旧が楽になることを願っています。
もし間違いなどがあればそちらもご指摘いただければ幸いです。

1
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?