はじめに
今年の7月ごろからだらだらと転職活動をはじめ、9月半ばにようやく本腰を入れ始め無事第一志望から内定を頂けました。私と同じような方々に少しでも参考になればと思い、初めて記事を書くことにしました。
私の経歴
- 2021年 3月
- 私文を卒業(この時点でプログラミングはかじっている程度)
- 2021年 4月
- 新卒でセキュリティ機器の製造をしている企業へ就職
- 2022年 6月
- 転職を決意し、某エージェントへ登録し面談を実施
- 2022年 7月~9月頭
- エージェントから紹介される企業をぼちぼち受け、内定は2つ獲得
- 2022年 9月半ば~現在
- 思い切って他社のエージェントに登録し、第一志望から内定を獲得
現職では直接システムの開発に携わっているわけではなく、開発部署のリソース不足で簡単なプロジェクトの詳細設計・コーディング・テストに関わったことがあるくらいで、基本的にメインの業務は「システムの導入部分の設計」を務めていました。
そのため、「微経験者」という括りで転職活動をしていました。独学でプログラミングはしていましたが、あくまで転職活動では「実業務の中で開発経験があるか否か」が重要であり、独学でのプログラミング経験のみでは「未経験者」の括りになるそうです。
転職の動機
ずばり現職の業務に飽きてしまったからです。
入社したての頃は右も左もわからず悪戦苦闘しておりましたが、1年も経つと大抵のプロジェクトはこなせるようになってきたため、物足りなさを感じてしまいました。
飽きてしまった理由は、自身の担当している業務領域が「慣れてしまえば誰でもできる作業のようなもの」と感じるようになってしまったことです。
その頃から仕事のモチベーションがなくなり、暇があれば社内業務を自動化するツールをPythonでひたすら作っていました。
そこで6月頃に思い立ったように「よし、転職しよう」と意思が固まりました。
転職活動の軸
私は下記の二つの軸に基づいて転職活動をしていました。
①WEBアプリケーション開発に直接携われること
②エンジニアとして成長できる環境が整備されていること
具体的に理由を説明していきます。
①について
私は現職で直接開発部署とやり取りすることが多く、システムについての不明点や疑問点をよく問い合わせていました。そこで「システムのすべてを熟知する存在」を見て憧れを感じていました。もちろん独学でプログラミングをしていて好きになったからというのもありますが、「頼りにされる存在」というのを間近で見て「自分もそうなりたい」と感じたのが一番の要因です。
②について
かなり抽象的な軸ですが、私はとても重要だと思っています。エンジニアという存在は常に新技術をキャッチアップしていく必要があり、「エンジニアとして成長していきたい」というモチベーションがないとエンジニアとしてやっていけないと思っています。そのために、社内には「エンジニアがモチベーションを維持できる環境が整備されているか」に重点を置き企業を探しました。
具体的には下記のような点に着目していました。
- エンジニアがプロジェクトへのアサインの裁量権をある程度持てる
(SESなら、営業が常駐先へのアサインの決裁権を100%は保持していない) - 資格手当支給制度、技術書籍購入補助制度を導入しているか
- リモートワークが可能か
- キャリアプランが豊富か
転職活動の流れ
私は下記の流れで転職活動を進めていきました。
1. 転職エージェントに登録する
(この時は何も考えず新卒の時に利用していたものを流用しました)
2. 担当のエージェントと面談をし、ある程度方針を固める
3. 職務経歴書と履歴書を作成する
(ここでだらだらしてしまい作成に1カ月ほどかかりました)
4.紹介された企業で希望とマッチする企業を5社ずつエントリーしていく
5.企業数の少なさから思い切ってIT特化の転職エージェントに登録する
6.第一志望から内定をいただく
ここからは、最初に利用していたエージェントを転職エージェントA、後に登録したエージェントを転職エージェントBと呼びます。
エージェントを他社に切り替えたのが本当に英断だったと思います。
基本担当エージェントとはLINEでやりとりをすることになるのですが、転職エージェントBはとにかく返信が速い。加えて転職エージェントAでは職務経歴書の添削などは一切なかったのですが、転職エージェントBではかなり細かく添削してくれました。さらに、転職エージェントBでは希望にマッチする企業をボンボン出してくれて、どの企業をエントリーするか迷ったくらいです。
なんやかんやで転職エージェントBに登録してからわずか10日ほどで第一志望の内定をいただくことができました。同時に5社ほどエントリーしており、他社の選考も進むか迷いましたが私の転職活動はここで幕を閉じました。
選考の対策
未経験の場合、何が一番重要か?
私は「いかにITの自己研鑽に励んでいるか」だと思います。
スキルも勿論大事ですが、一番重要なのは未経験ながらもITに向き合っているかどうかだと感じました。ポテンシャル採用の場合は、スキルよりもそっちです。
私は10社ほど面接を受け、内定は合計3つ獲得していましたがどこの企業も評価していただいたポイントは
- しっかりITの自己研鑽をしている点
- 誠実である点
この2点でした。
【面接について】
正直、私は面接の受け答えの練習はほとんどしておりません。
仕事をしながらの転職活動でやる暇がなかったというのもありますが、普段から社内の人間とのコミュニケーションや、顧客と折衝をする機会があったので「社会人2年目だし、新卒の時とは違い少しは受け答えできるようになっているだろう」と自分を信じ、面接対策はほとんどしませんでした。
自分でも驚きましたが、そこそこまともに受け答えができていたように思いました。普段から社内でコミュニケーションをとる機会があれば、面接対策はそこまで真剣に行わなくてもいいかと思います。
ただ、新卒の就職活動と同じで頻出の質問は存在するため、そのあたりは要点だけはまとめておいたほうがいいかなとは思います。具体的に
- 転職理由
- 転職活動の軸
- 前職でどのようなことをしてきたか
- 前職を決定した理由
- これまでのプロジェクトの失敗談と成功体験
- 将来の目標
- 学生時代の就職活動状況
このあたりはどの企業の面接でも問われました。
【Webテストについて】
基本的にIT企業だと、
- SPI or 玉手箱
- 情報基礎能力テスト
- CAB
- 性格適性検査
この4パターンもしくは、複合パターンが多い印象でした。
情報基礎能力テストはIT企業に勤めていれば問題ないですがSPIや玉手箱は全く解けなければ対策したほうがいいと思います。
選考フローですが主に下記のような流れで進みます。
※中途採用の場合は、新卒採用の時は違い選考結果が出るのがものすごく早く、複数の企業の選考を同時に受けまくっていると途中で爆発します。
書類選考⇒Webテスト⇒面接(1発目で最終面接の場合もあれば、複数回ある企業もある)
さいごに
転職を決断してから長らくだらだらしてしまいましたが、なんとか今年中に終えることができて良かったと思います。
私は新卒の時、本当に就職活動が嫌で毎日病んでいました。
しかし、転職活動は社会人経験が自信となり、そこまで苦痛ではありませんでした。
ようやくWEB開発エンジニアになるという夢を叶えることができ、ワクワクしています。
もちろん、プライベートでもプログラミングの勉強は絶えず続けていこうと思います。
同じように第二新卒で転職するか悩んでいる方に少しでも参考になれば幸いです。