61
43

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【git stash入門|初心者向け】3分で学べる!git stashの基本的な使い方

Last updated at Posted at 2024-07-20

この記事でわかること

git stashの基本的な使い方

主な想定読者

  • Git初心者(特に、add, commitなどの基本操作は知っているが、stashは知らない方)
  • 複数人での開発を最近始めた方

git stashとは

現在のブランチ上で行った変更内容を、コミットせずに一時保存しておくことができるGitコマンド

主な使用場面

  • 現在のブランチから別のブランチに切り替えないといけないが、今の状態ではコミットを行いたくない時
    • 例)作業中、差し込みタスク(レビュー依頼や緊急バグ修正対応など)が入ってきたのでブランチを切り替えないといけないが、現在のブランチでの作業の進み具合が中途半端なので、コミットは行いたくない時
  • 誤って、作業するつもりだったブランチではない、別のブランチでガッツリと作業を進めてしまった時
    • git stashを使えば、あるブランチAで行った作業内容を一時保存し、その作業内容を別のブランチBに反映させることが可能

基本的なコマンド

git stash - 変更内容を一時保存

  • 現在のブランチ上で行われた変更の内容が一時的に保存される
    • 補足:正確には、現在のブランチ上の変更差分がスタックに保存される
ターミナル
git stash

git stash push -m "コメント" - コメント付きで変更を一時保存

  • git stashがコメント付きで実行され、変更がコメントと共に一時保存される
ターミナル
git stash push -m "ログイン機能開発途中"

git stash list - stashした変更の一覧表示

  • git stashによって一時保存された変更内容を、リストとして一覧表示できる
ターミナル
git stash list

<実行結果の例>
stash@{0}: On bug_5678: バグ修正:ユーザー登録画面のバリデーション
stash@{1}: On new-feature_1234: 新機能追加:パスワードリセット機能の実装
stash@{2}: On develop: 画像プレビュー表示機能の実装途中

git stash apply - 変更を現在のブランチに適用

  • git stashで一時保存しておいた変更が、現在のブランチに適用される
  • 複数の変更が保存されている場合は、最新のものが適用される
  • 例えば以下のように、スタッシュ名を指定することによってstashリスト内の該当する変更を適用できる
ターミナル
git stash apply
ターミナル
git stash apply stash@{2}

git stash pop - 変更を現在のブランチに適用 & stashリストから変更を削除

  • git stashで一時保存した変更のうち、最新のものが現在のブランチに適用され、さらにその変更はstashリストから削除される
  • 適用された変更はstashリストから削除される点が、git stash applyと異なる
  • git stash applyと同じく、スタッシュ名を指定して該当の変更を適用・削除できる
ターミナル
git stash pop
ターミナル
git stash pop stash@{1}

git stash drop - stashリストから変更を削除

  • stashリストから、該当する変更が削除される
  • git stash applyと同じく、スタッシュ名を指定して該当の変更を削除できる
ターミナル
git stash drop
ターミナル
git stash drop stash@{0}

git stash clear - stashリストの変更全てを削除

  • git stashで一時保存された変更全てが、stashリストから削除される
ターミナル
git stash clear

おわりに

最後までお読み頂き、ありがとうございました!
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

61
43
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
61
43

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?