この記事でわかること
git initの基本的な使い方
主な想定読者
- Git初心者の方
- プロジェクトのバージョン管理をGitで行う予定の方
git initとは
- git init は、Gitを使い始めるための最初のコマンド
- このコマンドを実行により、ディレクトリがGitによってバージョン管理されるように
主に使うタイミング
- 新規プロジェクトのために、新規ディレクトリを作成した時
- 既存プロジェクト用に存在する既存ディレクトリを、Gitでバージョン管理したくなった時
基本的な使い方
1. Gitで管理したいディレクトリへ移動
- コマンドライン(ターミナルやコマンドプロンプト)を使って、バージョン管理をGitで行いたいディレクトリへ移動
ターミナル
cd path/to/your/project
※ path/to/your/project
の部分には、管理したいプロジェクトのディレクトリのパスをご入力ください。
2. git initコマンドを実行
- 下記コマンドの実行により、ディレクトリ内に「.git」という、Gitによるバージョン管理の情報が保存される隠しフォルダを生成
ターミナル
git init
3. 初回のステージング&コミット
-
git init
実行後は、該当フォルダのファイルをバージョン管理に追加し、最初のコミットを実行すればOK - 具体的には、下記の「ステージング」および「コミット」を行うことで、Gitの管理下にファイルを追加可能
- ステージング
- 下記コマンドにより、バージョン管理に含めたいファイルを「ステージングエリア」へ追加
- <ファイル名> の部分には追加したいファイルの名前を入力(全てのファイルを追加したい場合は、
git add .
と入力、特にこだわりがなければ、git add .
と入力すればOK)
ターミナル
git add <ファイル名>
- コミット
- 下記コマンドにより、ステージングに追加したファイルを「コミット」することで、ファイルの変更履歴を保存
-
-m
の後には、どのような変更を行ったのか、その内容の説明を入力することが可能であり、この説明は変更履歴(コミット履歴)を確認する際に便利
ターミナル
git commit -m "初回コミット"
-
git add
&git commit
のまとめ
要するに、下記2つのコマンドの実行により、プロジェクト内の全てのファイルがステージングされた後、「初回コミット」として保存されることで、プロジェクトがGitの管理下に
ターミナル
git add .
git commit -m "初回コミット"
コマンド実行時のポイント
- 複数回の実行は不要
git init
コマンドは、何度も同じディレクトリで実行する必要なく、1度実行すれば、そのディレクトリはGitによるバージョン管理下に入るのでOK - 誤ったディレクトリで実行しないこと
誤ったディレクトリでgit init
コマンドを実行してしまうと、不要なディレクトリまでGit管理の対象になってしまったり、逆にGitで管理したいと考えていたディレクトリがGit管理の対象外となってしまったりするため、コマンド実行前に、適切なディレクトリであることを念のため確認すると◎
おわりに
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。