はじめに
パソコンやスマートフォンを守るために、必要なセキュリティソフト。
新しく買った際には、必ず導入しますよね?
そんな時、皆さんはセキュリティソフトをしっかりと選んだ上で、導入しているでしょうか?
恐らく大多数の人は比較サイトを元に「これでいいかな」で選んでしまっていることと思います。
本当にそのような判断でご自身の大切な機器は守られているのでしょうか?
ここでは、信頼の出来る評価基準として、
世界的権威のある第三者機関「SE Labs」による調査を採用し、
その調査において好成績を収めているセキュリティソフトをご紹介していきたいと思います。
SE Labsとは
攻撃や侵入から保護するために設計された製品やサービスを評価することにより、情報セキュリティの向上を目的とした機関である。以前は、Dennis Technology Labという名称だった。
調査結果を公開しており、その調査内容と精度から、世界的に高い信頼度を持っている。そのため、この機関からの評価を付加価値としている企業もある。
同じようにセキュリティソフトの調査をしている機関に、ICSA Labs、AV-Comparatives、AV-TEST、MRG Effitasなどがある。
第1位 「Kaspersky」
イギリスの情報セキュリティ製品の開発・販売・サポートを行っている企業が開発したセキュリティ製品。SE Labsだけでなく、様々な第三者機関から高い評価を得ている。2016年度に関しては、各機関の調査において、トップ3に入った確率が90%以上でかなり信頼できる製品であると言えるだろう。この調査では、全ての項目において満点という成績を誇っている。
日本国内でも、官公庁、公共・教育機関などにも導入されている。
第2位 「ESET」
スロバキアのESET社が1980年代から開発を行っている歴史の深いセキュリティ製品である。世界的に良いセキュリティ製品としてだけでなく、企業としても高評価を得ている。
この調査では脆弱性において若干の減点があったようだが、満点に近い点数を誇っている。
第3位 「Norton」
アメリカのシマンテック社が開発している製品で、様々な第三者機関から高パフォーマンスの評価を得ている。ソフトウェアにリスクが潜んでいる場合、インストール前に警告するノートン特有の機能がある。
この調査では、一部が安全なものまで危険であると判断されるとして、若干の減点があった。
第4位 「Bitdefender」
ルーマニアのSOFTWIN社が開発しているセキュリティ製品で、負荷が少なく、使い勝手が良いとして、世界で個人・企業合わせて5億以上のユーザーを抱えている。
この調査では、それぞれの項目で若干の減点を貰い、この順位となっている。
第5位 「Trend Micro」
トレンドマイクロ社が開発しているセキュリティ製品で、日本では一番売れており、日本特有の脅威への対応も売りとしている。複数の第三者機関でも高評価を得ている。
この調査では、それぞれの項目で若干の減点を貰い、この順位となっている。
第6位 「Microsoft」
Windowsを開発しているMicrosoft社が開発しているセキュリティ製品で、上の5つと違い無料で使用することが出来る。但し、サポートOSがWindows 7,Windows Vistaのみのである。
この調査では、保護機能に若干の不安があるとして、減点を貰っている。
第7位 「AVG」
オランダのAVG Technologies社が開発しているセキュリティ製品で、無料版と有料版がある。チューニングを行うのに必要な操作が少なく、高性能である。世界中で2億人以上のユーザーを抱えている。
この調査では、リスクの発見の正当性は高評価だが、保護機能において減点を貰っている。
第8位 「Avast」
チェコのAvast Software社が開発しているセキュリティ製品で、無料版と有料版がある。動作中のゲームに配慮したつくりになっている。世界中で4億台のデバイスを抱えている。
この調査では、保護機能と一部が安全なものまで危険であると判断されるとして、この順位となっている。