#はじめに
世の中にはたくさんの言語、ライブラリ、フレームワークがあります。それに対応する公式HPや先駆者であるプログラマの方が記事を書いてくださっていることと思います。
それらの中には、ちゃんと日本語になっているものもありますが、なっていないものも数多く存在します。特に、最新版のヴァージョンだと余計にそうだと思います。
という訳で、プログラマとしてやっていくには英語の記事を読むことがほぼ必須です。
ずっと英語が出来なくて、卒業まで卒論と英語の単位のみを残すところで卒論の着手条件を満たさないとかで留年したような筆者が、なんとか問題にならない程度にリファレンスや記事を読めるようになった方法を記します。
ここでは、日本語訳をするのが目的ではなく、意味を何となくでも理解するのが目的です。
注意)この記事は殆どリファレンスのような辞書形式のものに向いており、流れがあるような文章、例えばチュートリアルなんかはあまり適していません。でもきっと速読の基本の一部を含んではいるので、全く意味がないということはないと思いますが...
#主語と動詞を読む
これは日本語でも言えることですが、主語と動詞が最も大切です。日本語は、主語と動詞が位置的にかけ離れており、また主語を省略することが多々あるのでピンと来ないかもしれませんが、間違いないです。
基本的にリファレンスなんかでは、最初にそのものの「役割」が書いてくれています。それ以外にも、それが「どういう動作をするものなのか」も書かれています。SVCかSVOかを認識したあと、それが受け取ったものを変換するものなのか、受け取ったところに追加するのか、どこかに追加するのか、色々あるとは思いますが、大体の動作を感じ取るのが重要です。
#周りの要素との関係を見る
それぞれ独立しているとは思いますが、実際には関係を及ぼし合っています。その関係性を使って任意の動作を組み込んでいくのがプログラミングであると私は認識しています。
何が言いたいかというと、プログラミングには周囲の要素との関係性こそが重要という話です。関数には特に仮引数や戻り値に現れていると思います。
#前置詞を読む
前置詞を見ると何が良いかというと、「周りのとの関係」、「動作の方向」、「動作出来る範囲」などが読み取れます。単語を覚えるのが苦手な人でも、前置詞はそこまで単語数が多くないのでまだ何とかなりますね。大事なのは日本語訳じゃないので、図的に前置詞を覚えるといいと思います。
#さいごに
ここでは、日本の文字に起こすのではなく、ニュアンスを感じ取るための方法を書きました。
本当はもっと複雑だと思います。しかし、慣れてくれば専門用語の内容は頭に入りやすくなります。何故なら大抵同じようなことを言っているからです。演算の仕方や重要視する部分が違うだけで、やりたい範囲自体は大抵どの言語も変わりません。きっと、「この言語のこれはあの言語でのこれだな」をどんどん増やしていけば、徐々に読みやすくなると思います。但し、効率の良い可読性のある記述は、それぞれの言語で違うので、常に努力は必要であると思いますが...
生活の中ではそうだと思いますが、日本の文字にするのが大事なのではなくて、あくまで書かれている内容を理解することこそが重要なのです。そのためには、無理に全ての単語を読む必要なんてないので、気楽に読んでみましょう。日本の文章には出来ないかもしれませんが、意味は分かるかもしれません。(プログラムコードを見てもそこそこ周りの英文の内容が分かると思いますし)