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WebVR とは何か?

Last updated at Posted at 2018-12-02

WebVRとは

WebVRは、Webブラウザ上で、VRヘッドセットを扱うためのAPIです。

基本的には、使えるVRデバイスの情報を取得するためのもので、実質的にVRの画面を作成するものは含まれていません。画面を構成するのは、今の所WebGL一択なので、WebGLと組み合わせて使うことになります。

WebVRのAPIの機能としては、

  • 利用できるHMDの情報の取得
  • VRモードへの切り替え
  • 描画対象のcanvasの取得
  • ヘッドセットの回転、移動の行列の取得

というようなAPIが用意されています。

WebVRの仕様についてはこの辺りから
https://developers.google.com/web/fundamentals/vr/?hl=ja

動作環境

Chrome,Firefoxが基本的にデフォルトでWebVRをサポートしますが、PC-VRの場合は、ブラウザと機器の組み合わせで相性があるようです。

スタンドアロンのVR機器では、OculusGoの標準ブラウザであるChromeベースのOculusBrowser,FirefoxベースのFirefoxRealityなどが対応しています。

スタンドアロンVR機器では、通常ブラウザを使っている状態から、機器の用意なくシームレスにVRモードに移行できるので、WebVR環境としてはもっとも手軽です。

開発環境

WebVR対応コンテンツは、前述のようにWebGLで3Dシーンを作成することになるので、three.jsを始めWebGLのフレームワークで対応している物が多くあります。

WebGLをhtmlのようなタグで記述できるA-Frameは、WebVRページを手軽に作ってみることのできるフレームワークです。

A-Fameベースで、さらにノベルゲーム的なものを作る環境として、ティラノVRが発表されています。こちらは独自のタグスクリプトで記述しますが、javascriptも埋め込む事ができるので応用範囲は広いでしょう。

有名なReactがベースになっているReactVRはサーバサイド含めた本格的な開発が可能です。

WebVR対応サービス

WebGLを使って3D表示を行なっているサイトで、WebVRにも対応している物が出てきています。3Dウインドウの右下あたりに、VRゴーグルのアイコンが付いていて、そこからVRモードに移行できるようになっていたりします。

3DデータのSNSであるSketchfabでは、アップしたデータをVRモード用に調整して、VRモードでみたときに適切なサイズでになるようにする事ができます。小さなフィギュアを目の前に置いたり、建物の中に入って歩き回ったりということもできます。ただ、投稿者が意識していないので適切に設定されていないデータもまだ多いようです。

その他リソース

Oculusの開発者サイトにもWebVRについてのドキュメントがあります。簡潔にまとまっていて参考になります。

3年前のアドベントカレンダー

この頃よりは盛り上がると思ったんだけど・・・・・

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