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6歳娘「ねぇ、パパ!このテストコード、Given-When-Then構文で可読性、高めてみない?」

Last updated at Posted at 2022-08-27

とある休日

娘「ねぇ、パパ!」

ワイ「なんや、娘ちゃん」

娘「さっきね」
娘「ちょっとだけ伸びしろのあるテストコードを拾ったの」

ワイ「おお、そうなんか」
ワイ「ちょっとみせてみ」

娘「うん!」

test_task.py
class TestNextStatus(TestCase):

    def test_ステータスがResolveの状態でステータスを進めるとCloseになる(self) -> None:
        task = Task.create("Qiitaに記事を投稿する")

        task.next_status()
        task.next_status()
        task.next_status()
        task.next_status()

        self.assertEqual(Status.Close, task.status)

娘「↑これがそのテストコードだよ」

ワイ「ん?娘ちゃん」
ワイ「とくに問題があるようには見えんのやけど?」

娘「うん、だから」
娘「ちょっとだけ伸びしろのあるテストコードなの」

ワイ「あ、なるほどね」
ワイ「(てかこれ、ワイが書いたテストコードやん・・・)」
ワイ「そんで、どのへんに伸びしろみを感じたん?」

娘「えっとね」
娘「このテストコードって・・・」

① ステータスをResolveな状態にして
② ステータスを進めると
③ ステータスがCloseになる

娘「↑ってことが書かれてるでしょ」

ワイ「せやな」

娘「でも、このコードのどこに①②③が書いてあるのかって」
娘「ひと目じゃわかりずらいと思わない?」

ワイ「んー、たしかにそうかもしれんなぁ」

娘「でしょ!だからね」
娘「Given-When-Then構文で可読性、高めたいなって思ったの!」

ワイ「Given・・・When・・・?」
ワイ「なんて?」

娘「えっとね」

Given-When-Then構文とは

娘「Given-When-Then構文っていうのはね」
娘「テストコードを」

① Given (前提条件) → 「こんな状態にして」
② When (操作) → 「こんな操作をすると」
③ Then (結果) → 「こんな結果になるよね」

娘「↑の3つのブロックに分けて書く記法だよ」

ワイ「ふむふむ」
ワイ「つまり、さっきのテストコードを・・・」

① Given (前提条件) → 「ステータスをResolveな状態にして」
② When (操作) → 「ステータスを進めると」
③ Then (結果) → 「ステータスがCloseになるよね」

ワイ「↑こんな感じに分けて書くってこと?」

娘「そうそう」
娘「各ブロックに何が書いてあるのか、ひと目でわかって可読性が高まるんだよ!」

ワイ「へぇ~そうなんや」

娘「じゃあ、パパ」
娘「さっそく、やってみよう!」

ワイ「おお、ええで!」

Given-When-Then構文で書いてみる

ワイ「ほな、Given-When-Then構文で書いていくで」
ワイ「そしたら、まずは」

① Given (前提条件) → 「ステータスをResolveな状態にして」
② When (操作) → 「ステータスを進めると」
③ Then (結果) → 「ステータスがCloseになるよね」

ワイ「↑の①の部分を書くわけやから・・・」

test_task.py
class TestNextStatus(TestCase):

    def test_ステータスがResolveの状態でステータスを進めるとCloseになる(self) -> None:
+        # given:
+        # タスクを新規作成してステータスをResolveまで進める
+        task = Task.create("Qiitaに記事を投稿する")
+        task.next_status()
+        task.next_status()
+        task.next_status()

ワイ「↑こうや」
ワイ「そんで、次に」

① Given (前提条件) → 「ステータスをResolveな状態にして」
② When (操作) → 「ステータスを進めると」
③ Then (結果) → 「ステータスがCloseになるよね」

ワイ「↑の②の部分を書く・・・」

test_task.py
class TestNextStatus(TestCase):

    def test_ステータスがResolveの状態でステータスを進めるとCloseになる(self) -> None:
        # given:
        # タスクを新規作成してステータスをResolveまで進める
        task = Task.create("Qiitaに記事を投稿する")
        task.next_status()
        task.next_status()
        task.next_status()

+        # when:
+        task.next_status()

ワイ「↑こうや!」
ワイ「ほんで、最後に」

① Given (前提条件) → 「ステータスをResolveな状態にして」
② When (操作) → 「ステータスを進めると」
③ Then (結果) → 「ステータスがCloseになるよね」

ワイ「↑の③の部分を書いて・・・」

test_task.py
class TestNextStatus(TestCase):

    def test_ステータスがResolveの状態でステータスを進めるとCloseになる(self) -> None:
        # given:
        # タスクを新規作成してステータスをResolveまで進める
        task = Task.create("Qiitaに記事を投稿する")
        task.next_status()
        task.next_status()
        task.next_status()

        # when:
        task.next_status()

+        # then:
+        self.assertEqual(Status.Close, task.status)

ワイ「↑完成や!」
ワイ「おぉー!たしかに」

test_task.py
class TestNextStatus(TestCase):

    def test_ステータスがResolveの状態でステータスを進めるとCloseになる(self) -> None:
        # given:
        # タスクを新規作成してステータスをResolveまで進める
        task = Task.create("Qiitaに記事を投稿する")
        task.next_status()
        task.next_status()
        task.next_status()

        # when:
        task.next_status()

        # then:
        self.assertEqual(Status.Close, task.status)

ワイ「↑各ブロックに分けたことで」
ワイ「どこに何が書いてあるのか、ひと目でわかりやすくなったで!」

娘「でしょでしょ!」

ワイ「これなら」

現場ワイ「んー、このテストコード・・・」
現場ワイ「なんか、ゴニョゴニョやっててようわからんけど」
現場ワイ「テスト通ってるから、ヨシッ!」

ワイ「↑ってなることもなさそうやわ!」
ワイ「ありがとうやで、娘ちゃん!」

まとめ

テストコードは

① Given (前提条件) → 「こんな状態にして」
② When (操作) → 「こんな操作をすると」
③ Then (結果) → 「こんな結果になるよね」

↑な3つのブロックに分けて書くと
どこに何が書いてあるのか、ひと目でわかって可読性が高まる

ワイ「↑こういうことやな」

娘「そうだね!」

~おしまい~

おまけ

今回、記事で使ったコードは以下にありますやでー
https://github.com/wako-p/qiita-given-when-then

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