はじめに
「会議に出ても発言できない...」これは多くの若手に共通する悩みではないでしょうか?
「発言がないのは居ないのと同じ(価値ゼロ)」とはよく聞きますが、以前の自分はまさにその状態でした。。そこから少しずつ発言量を伸ばしていくうえで意識していたことをシェアします。
...という立場になって少し偉そうに語ってみます(実はまだまだ自分もひよっこです)
発言できない原因とその対策
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知識量が足りていない
ここは基本的なところですが、そもそも会議で話されている内容を理解できていなければ発言のしようがありません。そうならないためには 事前調査が重要です。
議題に関連する用語、技術を洗い出して、意味を調べておきましょう。もし当日わからない言葉が出た場合はその場でこっそりググる、もしくは思い切って質問してみましょう。
内容を理解しないままただ時間だけが過ぎていく、これは自分にとっても会社にとっても不利益でしかありません。これが一番の罪です! -
会話スピードについていけない
その場で話されている内容をなんとか理解できても、話の展開が早く議論についていけず、発言する余裕はない...というのもよくあります。考えている間に話題は次へ...のパターンです。頭の回転が比較的スローペースな私はここで苦労しました。
ここで有効なのは 発言パターンを用意しておくこと。 詳しくは後述しますが、スピード感に慣れないうちは型に当てはめて考えるようにしましょう。続けているうちに自分のモノになり、派生した型も身に付いてくるはずです。 -
物怖じしている
結局はここが一番大切だと思います。最初は皆Lv1からスタートして、気の利いたことなんか言えません。ただそれを理由に発言を避けているといつまで経っても経験値が貯まらず成長しません。はじめは 無理にでもいいからとにかく喋ってみる。 HPを削られることもたくさんあるかと思いますが、そうした失敗が人を強くするものです。
若手でも貢献できる発言パターン
発言の型を自分の中で用意していくことで、考えがまとまりやすくなります。まずは型を身につけること。地道ですが、守破離の守から徹底していきましょう。
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知らない用語の意味、理解できない内容について質問する
まずはこれから始めましょう。「こんな初歩的なことを聞くのは...」と憚られるかもしれませんが、聞けば意外と親切に答えてくれるモノです。
同じ疑問を抱いていた同席者にとってはありがたいことこの上ないですし、議論に一呼吸置くという意味では会議全体のリズムを整える効果もあります。 -
事前に調べた情報(ファクト)を共有する
議題に関連する周辺情報を調査しておき、それを伝えられれば有益な情報の提供者となります。
加えて、事実を共有するだけでなく、自分なりの仮説も付け加えられるとベストです。例えば、「近年の△△市場は縮小傾向にあるとデータが出ていますが、これは××の影響によるものだと考えられます。」といった感じです。 -
若者視点で感じたことを伝える
例えば、あるA案とB案のどちらを採用するか議論している場面があったとすると、自分ならどちらを選ぶか、率直に感じたことを伝えるだけで価値になります。自分からしたら「ただの感想」かもしれませんが、歳上の人からみると「若者視点の"貴重な"感想」に早変わり。若手のうちに使える武器です。これで発言量を稼いで自信をつけましょう。
おわりに
書きながら思いましたが、結局... 事前にどれだけ準備できたか というよくある結論に帰着してしまいます。それほど準備は大切だと言うことでしょう。
- 発言の型を身につけて
- 会議前に事前調査して
- 勇気を出して喋る
これができたら、あとは場数をこなすのみです。