今回のヒーローズリーグには、**7作品を提出し4作品が6回の決勝進出させていただきました。
この4作品**の作成したきっかけについて書かせてもらいます。構造やこういう技術を使ってという話はスキップしています。
生活のたわいもないものからどう変わってアレが生まれたのかを楽しんでいただけたら。
作ったきっかけ
波動ティッシュ
ティッシュを引くと波動拳が出る。ただそれだけの作品です。
初展示は5月のNT熊本
これは以下の投稿を知り合いがシェアしており、ここからの発展です。
鼻セレブ pic.twitter.com/T9tt9x0sVZ
— パナソニー (@panasonynet) 2019年3月22日
これは目からうろこでした。
ティッシュのあの形が何かに見えるという発想。
これは何かに使えないかなぁとついつい妄想モードに即切り替わりました。
で、やっぱスト2にひっぱられている状態で、これを立てたら波動拳の波動っぽいかなーとか思って、実際に画像作ったりしてました。
(現在は画像は見つからず・・どこいったかな・・・)
ただ、作ってみたら気づくわけです。
波動拳の波動の先端は丸いしティッシュの後ろだから向かってくる感じじゃないか・・と。
これじゃYouLoseが次のシーンで表示される寸前だ。と。
→
そんな絶望の中で気づくわけです。
**いやまてよ。ティッシュが波動拳のように飛んで行ったら面白くね?**と。
気が狂っててますよね。そうなったらポンポンとアイディアが出てくる状態に。
いや、そうだよ。絵じゃなくて動画で再生してたら絶対面白い。
そして、そのアクションはティッシュを引っ張ったらハドーケン!という音と共に操作してる感じにしたら。
もういっそティッシュをはじいて飛ばすか?トイレットペーパーブラスターみたいなノリで。
という感じでアイディア盛りながら作り始めた、というわけです。
IoTはんこ
上司の机から勝手に印鑑を取り出し捺印する日本の文化。その印鑑にまつわる色々なアクションをスマホに通知するか、というデバイスです。
今回のものに近いバージョンの初展示は6月のNT金沢
これも以下のツィートをみて、はっと思いついた訳です。
たった今、「請求書の判子がお辞儀していないのは失礼だ」っていうカンカンに怒った電話がかかってきて、請求書のリテイクっていうよくわからない状況に接しているんですけど、ここは本当に文明社会ですか? いま4時半ゾ???
— kabao (@kabao_Sv18) 2019年2月19日
最初に押すひとのお辞儀の角度が浅いと次が辛いからきっちりお辞儀の角度をガイドしてあげる必要があるな、と。
そう、実は最初はお辞儀はんこについて考えていたのです。置いたら自動で角度調整して適切に押すことでこのように夜中に起こされたりもなくなるわけです。(ツィート主は夢だったとのことでしたが笑)
ただ色々作ってて、角度調整するのと押す部分の構造がうまく行かず、綺麗な印影を作るためにどうすべきなのかなど悩みました。
物理的に押す構造や運用などを考え紆余曲折あり、実際にこういうツールを使う人は設置含めてめんどくさいことさえしないのではと謎の解釈が発生し、現在の自分で押すバージョンへと発展していきました。
SNS用画像生成ツール
テキストをいれるだけでSNS用の画像を簡単に生成できるツールです。災害時の役場などの公式のツィートに添付して情報が画像で伝えやすくするものです。
ヒーローズリーグに向けてのものなので未展示の作品です。
これはとある自治体の方を焚きたて、その自治体のLINEを2017年からその方が担当となり運用を始めたことからスタートします。
やはり自治体のアカウントはリッチメニューが重要なのですが、作るのにPhotoshopなどをみんな操作できるわけではないから、もっと簡単にならないかな?から始まって検討をしていたのですが放置しておりました。すいませんすいませんすいません。
(いまは公式の管理画面でも同様のこと以上ができるようになっています)
そして、先日おこった台風上陸などのTwitterなどを眺めているとソーシャルでうまく住民に伝わっていないような気がするとその担当者など複数で話してると運用的にものような話になりました。そして個人的にいろいろソーシャルを眺めていると画像があるものは拡散するのが桁違いですし、それらの画像は事後の情報で防止や回避が埋もれてしまう状態。それと通常では長文に関しては連ツイではなく画像にして投稿する、サムネを文字だけでジェネレートしてインパクトもたせて拡散させるというのが普通になっているというものをよく見ていました。それらを考えて自治体が災害時などにフィットする画像はなんだろうっていうのを考えていたところがきっかけです。
あまり面白いきっかけではないですね。
真面目かっ!
かみの掲示
展示会場などのノイジーな空間で音声認識が誤認識しはじめると予想外の認識がされます。それが偶然会話になることがあり、それを印刷して会話などに割り込んでくるという作品です。
初展示は2月のNT広島
これは去年のHackDay2018で原型が作られました。HackDay2017にて最終的に神を作るという謎展開に影響されて、おみくじを印刷とかやってみるといいかなーと気楽な気分で印刷スピード重視で業務用レシートプリンタをおもむろに購入。
そしてHackDay当日。巫女さんが裏で喋ったものを参拝客に渡すという謎のコンセプトを実装しようとして、制作していたのですが会場の騒音であまりにもひどい誤認識が続いたのです。
ただ夜中の謎のハイテンションの僕の心には激しい誤認識を見た瞬間に一人で突然笑いだすほどの刺さり方をし、これをどう活かすか?という方向性になりました。この空間の音が印刷すると謎の言葉になるんだな、と。それが作るきっかけになりました。
文字が超巨大に印刷されるというのも、夜中のハイテンションのせいです。
ただし、それから数時間後の発表時には頭の上に装備し著名な人の名言をひたすら巨大文字で印刷し続けるという謎のプロダクトになっていましたが。
今週末の12/14-15のHackDay2019では来年の何かのネタが出てくるか、何も出ず終わるか。レシートプリンタは持っては行きますが使うかもわかりません。まったく変わらない感じで使うかもしれません。すべては会場で夜中の3時から起こります。
見に来られる方は謎の片鱗を楽しみにしてきてください。
まとめ?
実はいくつかあとで気づいたヒーローズリーグ出し忘れとかも多く、まだまだ今年は作ってるものはあったのですが、長くなるので決勝に残ったものだけで。
これは面白い!というものを作るとだいたいがイマイチです。恥ずかしいですが触って体験して人に見せて、それが何が面白いのかを考える哲学の世界に入れます。中毒症状に陥り日々みたものをどうしたら面白くなるのか考え作りたくなる癖がついてきます。
みんなこの沼に来て欲しいな。
ほぼ使えないものの機材代や移動費とか諸経費がガンガンかかりますが…ね…ふふふ。
さてさて来年は私はどんな残念なものがどう出てくるか。
乞うご期待というところで、終わらせてもらいます。
見かけたら苦笑いしてくれたら幸いです。
出場したものリスト@ドヤ顔
- 波動ティッシュ
- おばかアプリリーグヒーロー
- MAリーグヒーロー
- MAリーグ2019決勝
- IoTはんこ
- オレトクリーグ2019決勝審査会
- IoTリーグ2019決勝審査会
- MAリーグ2019決勝
- GUGEN一次審査通過
- SNS用画像生成ツール
- CIVICTECHリーグ2019決勝審査会
- かみの掲示
- VUIリーグ決勝審査会