はじめに
以前から、情報セキュリティに興味があり、基礎知識は勉強していたものの、実践の方法がわからず、悶々とした日々を過ごしていました。そんなある日、ふらっと立ち寄った本屋さんでIPUSIRON氏著の「ハッキング・ラボのつくりかた」という本を発見。Amazonレビューを見てみた感じ、少し古めだが初心者には良さげな印象を受けたので、購入を決意。
普段は時間が取れず、部屋の埃をかぶっていたが、コロナ渦で時間に余裕ができ、触ってみることに。その際に、全くもって初心者の自分が詰まった点を、つらつらと書き連ねていこうと思います。
記事は初めて書くので、温かい目で見てもらえると幸いです。
自分の環境
- Windows10 Home (ver 1909)
- KaliLinux (ver 2020.2)
- VirtualBox (ver 6.1.8)
環境構築でつまったとこ
大前提として、Linuxの基本的操作ができることがありました。一応、本の中で補われてはいますが、自分で一度仮想環境を作るなりして、触ったことがない人だと、厳しいんじゃないかなと感じるところもありました。
KaliLinuxのver問題
基本的に本に沿って環境構築から始めていくのですが、執筆から日数が経っていることもあり、KaliLinuxやVirtualBoxのverが違っていて、戸惑う場面が多かったです。
執筆当時のKaliLinuxは、デスクトップ環境がGNOMEだったみたいで、記載されている写真や操作がそれに準じて書かれていますが、最新verのKaliLinuxは軽量デスクトップ環境のXfce採用のようで、特にSettings周りが異なっていました。後々に本のサポートページの存在を知るのですが、当時は知らず、調べながらやっていました。
(サポートページで「ハッキング・ラボの構築で困ったら読む本」が紹介されており、Xfce版の環境構築も紹介されているみたいなのですが、存在を知ったのは終わった後でした)
諦めて英語のままの環境
言語は公式が配布しているovaファイルから生成した環境の場合、デフォルトで英語なのですが、GUIでの変え方がわからず、特に問題も感じなかったので、英語のままに。(検索窓でlanguageと打ってもヒットしなかった。その後、英語でも別に問題ないので、深く調べず放置に)
英語がしんどい人は、Terminalからlocaleをいじればできると思います。ほかのLinuxディストリビューションで遊んでいたときに、localeを変えていたような記憶が...。
電源問題
勝手にスリーブになる問題だけ変えたかったので、Settings⇒Power Manager⇒DisplayにあるDisplay power managementにある項目を取り敢えず全てNeverに。Power Manager⇒SecurityにあるAutomatically lock the sessionもNeverに変更したら、放置していても画面がロックされることはなくなりました。
LANアダプター設定問題
環境構築の中で、一番時間がかかったのが、LANアダプターの設定です。
LANアダプターがNATの時は、問題なく動作するのですが、片方をホストオンリーアダプターに変更した場合、KaliLinux自体が、起動しなくなる問題が発生しました。
(アダプター1をNATからホストオンリーアダプターへ変更すると起動しなくなりました)
結果的には、VirtualBoxのverを最新ものにアップデートすることで問題が解決しました。ver6.1.2⇒ver6.1.8
理由はよくわかってませんが、同じverの人で動かない人は、アップデートすれば直ると思います。
ひとまず接続できるようになったと思ったら、次の問題が発生しました。
KaliLinuxのホストオンリーネットワークからホストOSへpingでアクセスが確認できない問題です。
```こいつが通らない問題です。これはホストOS側であるWin10のファイアウォールの問題でした。[この記事](https://qiita.com/paco_itengineer/items/3997b79170924ed79fb7)を参考に、試してみると動くようになりました。
## おわりに
今4章のwindows7のハッキングに取り組んでいます。win7の仮想マシンがなくて焦っていましたが、[サポートページ](http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lab/faq.html)にリンクがあったので、そこから入手できました。
元気があれば記事の続きを書くかもしれません。