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GoogleColabratoryのメモリ上限を無理やり解除できるらしいので検証してみた

Last updated at Posted at 2019-08-06

今回の記事の趣旨ですがメモリ上限の解除ができるかどうかの検証であって、メモリ上限の解除を推奨するものではないことをご承知おきください。

推奨しない理由としてはこの後説明しますが、デフォルトのメモリサイズは13GBを使い切る処理を行うとセッションがクラッシュします。その後メモリ上限が解除されたランタイムに切り替えるかどうかのダイアログが表示されるのですがこれを見る限り、メモリ不足のための救済措置のようであるためです。それでもやってみたいという方は自己責任でよろしくお願い致します。

元ネタはこちらのツイートです。

上記件について検証に使ったGoogleColabratoryはこちらになります。

GoogleColabratory - RAM_Increase_runtime_test.ipynb

以降は上記GoogleColabratoryで行いました、メモリ上限の解除の確認のための各手順を説明したものになります。

メモリ上限が解除されていないことを確認する

メモリ上限が解除されていないことを確認するため下記コマンドを実行します。
解除されていないことが確認できました。

# before RAM increase
!free -h 
# output
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:            12G        381M         11G        872K        718M         12G
Swap:            0B          0B          0B

セッションを強制的にクラッシュさせる

以下コードをGoogleColabratoryノートブックにて実行する。デフォルトのメモリサイズは13GBを使い切る処理のためセッションがクラッシュします。

[_ for _ in range(10000000000)]

その後ノートブック右下に下記メッセージが表示されます。
ram_increase_1.PNG

RAMを増やすをクリックすると下記ダイアログが表示されます。メモリ上限を解除するためはいを押します。
ram_increase_2.PNG

メモリ上限が解除されていることを確認する

メモリ上限が解除されていることを確認するため下記コマンドを実行します。
解除されていることが確認できました。

# after RAM increase
!free -h
# output
              total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:            25G        421M         23G        872K        1.6G         24G
Swap:            0B          0B          0B

参考

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