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Googleスプレッドシートで日毎の売上から月単位の売上合計を簡単に集計する方法

Last updated at Posted at 2024-11-04

はじめに

お店の売上や支出、日常生活だと貯金額や出費をEXCELやスプレッドシートで日々管理されている方も多くいるでしょう。
その際に、日単位の売上や収入を、当月や前月の月単位の合計値を算出したい方も多くいると思います。

スプレッドシートでは、高度なプログラミングスキルを必要とすることなく、日単位の値を月合計値にすることができます。

今回は、Googleスプレッドシートで日毎の売上から月単位の売上合計を簡単に集計する方法を紹介します。

対象の読者

  • 店舗の売上管理をスプレッドシートで行っている人
  • 財務管理をスプレッドシートで行っている人

方法

今回は、商品の売上金額を題材とし、「日毎の売上を商品ごとで月単位の売上合計」を算出する手順について紹介します。データの期間は2024年7月1日から9月30日になります。
下記のように商品名ごとに、日毎の売上が集計されています。

スクリーンショット 2024-11-04 18.16.08 2.png

スクリーンショット 2024-11-04 19.51.45 2.png

なお、月単位の合計は「今月の合計値」と「前月以前の合計値」と分けて解説します。

今月の合計値算出方法

では、実際の集計に進みましょう。手順は2つです。

① 集計する月の列を作成

月毎の合計値を出す前に、集計する月の列を追加します。
今回は元データに列を追加する形で対応していきます。
関数のTEXTを用いて日時の列から月の情報を取得します。
関数の使用方法は下記のように使います。

=TEXT(対象のセル,"yyyy/mm")

そうすると、日時の列の年と月の情報が新しく追加した年、月のカラムに追加されました。

スクリーンショット 2024-11-04 20.09.29(2).png

② ①で作成した列を基準に集計

次に、今月の売上合計値を出す手順に移ります。
関数のSUMIFSを用いて、集計していきます。
関数の利用方法は以下です。

=SUMIFS(集計したい列,条件範囲1,条件範囲1の対象セル,条件範囲2,条件範囲2の対象セル)

今回は、月毎・商品ごとの集計のため、年、月商品名の2列を指定することになります。
そのため、指定方法は下記になります。

スクリーンショット 2024-11-04 20.43.36 2.png

関数が終了すると、下記のように今月の売上の列にその月の商品ごとの売上が算出されました。
同じ商品でも7月と8月で値が異なっているほか、商品ごとでも違う値が集計されていることが確認できます。

スクリーンショット 2024-11-04 20.43.36 2.png

スクリーンショット 2024-11-04 21.39.20 2.png

前月以前の合計値について

前月以前について月単位で出す場合は、①の手順で少し手を加える必要があります。
たとえば、前月の月合計を出す場合は、対象セルから1を引いた値でTEXTの関数を使います。

=TEXT(対象のセル-1,"yyyy/mm")

スクリーンショット 2024-11-04 21.49.18(2).png

その上で、SUMIFS関数を使います。商品の条件範囲は今月の場合と同じで問題ないです。
年、月について、条件範囲の箇所ですが範囲は今月の年、月条件範囲のセルについては1ヶ月前の年、月を指定します。データの対象期間が2024年7月1日-9月30日なので、7月の前月の売上は0となります。

スクリーンショット 2024-11-04 21.57.24 2.png

まとめ

今回は、スプレッドシートを活用し、月単位の合計値を算出する方法について紹介しました。
高度なプログラミングスキルがなくとも、比較的簡単に集計することができました。

今回紹介した手法なら、1年前の同月の月合計なんかも算出できます。
大容量なデータをスプレッドシートで管理されている方は是非とも使ってみてください!

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