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Googleスプレッドシートの関数でダミーデータを楽に作る方法

Last updated at Posted at 2024-11-03

はじめに

モックアップや開発試験等でも用いることがあるダミーデータを皆さんはどのようにして作られていますか?
十数行程度のデータであれば、あれこれ考えながら手動で数値入力してもそこまで時間がかからずできてしまいます。

しかし、数千・数万行のデータを作成するとなれば、非常に骨の折れる作業になってしまい、貴重な開発時間が削られてしまいます・・・・・

Googleスプレッドシートには関数の機能が存在し、それを用いることでランダムな数字を行に付与することが可能です。それが、たとえ数千・数万行ある場合でも、とても簡単に作成ができます!

スプレッドシートの操作は高度なプログラミングスキルを必要としないため、エンジニア以外の方でも簡単に作成することができます。

今回は、Googleスプレッドシートを用いて数千行あるダミーデータを楽に作る方法を紹介します。

対象読者

  • 開発試験でダミーデータを工数かけることなく作りたい方
  • ダッシュボードを作るに当たって、モックアップ用にダミーデータが必要になった方

やったこと

今回は114種類の商品データの3ヶ月分の日別の在庫数を作成しようと思います。
在庫数のところは空欄の状態にしておきます。

スクリーンショット 2024-11-04 2.20.27(2).png

では在庫数のデータを作成していきます。
用いる関数はRANDBETWEENです。

使用方法は、下記のように使います。

=RANDBETWEEN(開始の整数,最後の整数)

なお、生成されるのは整数値になります。負の値を指定することも可能です。

今回は、300から400の間の整数を生成していきます。

スクリーンショット 2024-11-04 2.27.49 2.png

そうすると351という数字が出てきました。

スクリーンショット 2024-11-04 2.33.23 2.png

最後に右の丸の部分をダブルクリックすると、全てのデータに300から400の間の整数が生成されます。

スクリーンショット 2024-11-04 2.42.20(2).png

最後の行まで進んで、全てのデータに適応されていることがわかりました。簡単ですね。

スクリーンショット 2024-11-04 2.42.32(2).png

ただし、注意点があります。
RADNBETWEEN関数で生成したデータは、リロードをすると、最初算出した値から可変になってしまいます。
そのため、開発試験等で用いる場合は、生成した値をctrl+C(コピー)して、別シートで「特殊貼り付け>値のみ貼り付け」で作成したデータをコピペします。
そうすると、作成された当時の値がそのまま使えますので、リロードをしても値が変わりません。

スクリーンショット 2024-11-04 2.52.32 2.png

まとめ

今回はGoogleスプレッドシートの関数を活用し、数千行のダミーデータを生成しました。
スプレッドシートはプログラミング技術を必要としないことから、より多くの人が使えるツールとなっています。
大容量のダミーデータが必要になった方は、是非とも今回紹介した関数をご活用ください!

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