例外処理について解説！

例外処理とは

• 意図しないエラー（例外）が発生したときに備えて、自分なりの処理を設定したり、メッセージを表示させたりと何かしらの対策をしておくことです。

エラー（例外）が発生する事例

• 読み込むファイルが存在しない
• データベースの処理においてSQL文の構文エラー
• 0で割り算をした　など

例外処理の書き方

<?php

try {

//例外が発生する可能性があるコード

throw new 例外クラス名(引数)

}catch(例外クラス名 例外を代入する変数名){

//例外が発生した場合に行う処理

}

//エラーが発生しなければ続く通常の処理

解説

上記について解説します。

「throw new 例外クラス名(引数)」とは

• 例外が発生することを例外を投げる（スローする）といいます。
• throw new 例外クラス名(引数)でインスタンスを作成しています。

「例外クラス名」とは

• phpには最初から定義済みの例外クラスがいくつかあります。
• (例)「Exceptionクラス」
• ここでは、その例外クラス名を定義します。

「例外を代入する変数名」とは

• 例外処理ではcatchしたときにインスタンスを変数に代入します。
• throw new 例外クラス名(引数)でインスタンスを作成して、catch(例外クラス名 例外を代入する変数名)でインスタンスを変数に代入しています。

コード例

<?php

function division($int1,$int2) {
    try {
        if($int2 == 0) {
      
            throw new Exception('0で割れません');
        }
        return $int1 / $int2;


    } catch(Exception $e) {

        echo "例外処理が発生しました";
        echo "<br>";
        echo $e->getMessage();

    }
}

echo division(10,0);

実行結果

例外処理が発生しました
0で割れません

解説

• 例外が発生する可能性がある箇所をtry{}に書きます。
• throw new Exception()で例外を投げます。
• 例外が投げられた時の処理をcatch(){}に書いていきます。

getMessage()メソッドとは

• 例外メッセージを取得するインスタンスメソッドです。
• 例外メッセージは、インスタンスを作成するときに第一引数に指定した文字です。
• 上記の場合、0で割れませんが例外のメッセージです。