【Proxmox 8.x】外付け HDD を接続して本体とコンテナをバックアップする

はじめに

この記事は、移行するときに書いたバックアップの手順を、あとから見やすくするためにバックアップの部分だけ改稿した記事になります。

Web UI からそれぞれのコンテナをバックアップする

1. バックアップしたいコンテナを選択し、Backup タブに入る

2. 画面上部に表示される Backup now ボタンを押す
   

3. お好みで設定し、Backup を押す
   

4. 最後に TASK OK が出れば完了
   (出力の途中にある creating vzdump archive がバックアップ先のパスになっている)
   

ハードウェアパススルーしたマシンをバックアップしようとすると、パススルーした記憶領域もバックアップされるため注意

コンテナを外部 HDD にバックアップ

NTFS を接続できるようにパッケージをインストールしておく

apt install ntfs-3g

外部 HDD を接続する

# 接続先を mkdir する
mkdir MOUNT_PATH
# 接続されているドライブを表示
lsblk -f
# ↑ で確認したドライブをマウントする
mount -t ntfs-3g -o rw DRIVE_PATH MOUNT_PATH

例

mkdir /mnt/usb
lsblk -f
# NAME                          FSTYPE      FSVER    LABEL  UUID  
# sdd                     
# ├─sdd1                        ntfs                 USB    8A
# └─sdd2                        vfat        FAT12    UEFI   5F
mount -t ntfs-3g -o rw /dev/sdd1 /mnt/usb

HDD にバックアップファイルをコピーする

• コンテナ

# バックアップしたファイルをコピーする
# デフォルトでは　/var/lib/vz/dump/　に配置されている
cp -ai /var/lib/vz/dump/* MOUNT_PATH/backup/

• システム

# 移行手順にこのファイルバックアップするって書いてあったので多分これあれば復旧できる
cp -ai {/etc/pve,/etc/passwd,/etc/network/interfaces,/etc/resolv.conf} MOUNT_PATH/backup/

以上！