ご挨拶
株式会社MIERUNEの朝日です。
今年は北海道大学の講義で、起業までの経緯を話す機会をいただきました。また、それをきっかけに社内の朝会で毎週、生い立ちから起業までの道のりを話す時間を取っています。のんびり話しているので、まだパプアニューギニアまで辿り着けていません。
知らない人に説明しておくと、私がアイコンに使っている画像は青年海外協力隊でパプアニューギニアにいた頃に、セピック川沿の村で取ったものです。waiganiは、首都ポートモレスビー内の地名になります。
FOSS4G Hokkaido
久々に開催します
本年度はFOSS4G Hokkaidoが久しぶりにオフラインで開催されます。私は実行委員には入っていないのですが、皆様のお越しをお待ちしております。
始まりは2012年
社内で話している起業までの経緯は、2012年にFOSS4G Hokkaidoを初めて開催した話に辿り着くまでまだまだかかりそうです。先にここで振り返っておきます。
当時国内ではTokyoとOsakaでFOSS4Gが開催されていました。北海道から行くのも大変だし、北海道で開催することでTokyo/Osakaに登壇している方々をゲストで呼んでしまおう、という趣旨で始めました。2-3回目からは、Tokyo/Osakaと少し差別化してまだ登壇したことのない人をいち早く声がけして呼んでしまおう、と変わっていったような気がします。
FOSS4G Tokyoでお会いした古川さんに一緒にやらないかとお声がけして、旭川まで来ていただいたのが最初でした。その後、北大近くのカフェでお手伝いしていただけそうな方々を集めて、1回目の打ち合わせを行いました。
出張と言い張って旭川から札幌に行っていたと思います。わがままを許容していただいた、当時所属していた北海道地図株式会社様には感謝いたします。
2012の様子
ドリノキというコワーキングスペースをお借りして開催しました。30-40名くらいの参加者だったでしょうか?
この時に懇親会があったのか覚えておりません。懇親会に凝り出したのは、2回目、3回目くらいからかな。覚えていたら誰か教えてください。
お手伝いいただいた皆様
お手伝いいただきありがとうございました。改めて見てみるとEukaryaの田村さんが写っていたりして驚きました。忘れてた。
基調講演
誰がゲストで基調講演はなんだったのかと思い返してみると、基調講演(なのかな?)は自分がやっていたことに気づきました。ArcGISとQGISの印刷機能を比べてみようという企画でした。
できなかったこと
- 当時のプリントコンポーザーには地図帳機能がなかったため、QGIS APIを使って対象図形をループしながら入れ替えて、PDFに書き出していました
- 注記・記号の重なりが上手く制御できす
- ラスタ凡例が制御できず
- スケールも上手く制御できず
- 広域図はうまくやれば出来たのかもしれませんが、縮尺の違う画像を表示したのみ
といった感じで、出来ないことだらけでした。
QGISをデータの編集には使用していましたが、表現力ではまだまだ商用GISとの差があった時代ですね。
今ならできる
QGISの印刷レイアウト機能は当時と比べると格段に進歩しています。
詳しくはQGIS LABのQGISで地図に方位や凡例などを入れられる!「印刷レイアウト機能」を使ってみようをご覧ください。
スケールや凡例の制御は格段に進化しています。
記事では地図帳機能には触れていませんが、範囲を変えながらの連続した出力も可能です。
手元にArcGISがありません
さて、ArcGISの進化も見てみたいのですが、手元にArcGISがありません...
定期的に各エンジンの良し悪しは見ておきたいので、本当は触ってみるべきなのですが、ライセンスを持っておりません。
ESRIジャパン様におかれましては、定期的に情報交換の機会など持たせていただけるとうれしいです。
2012年のその後
当時、OSGeoJPとOSGeoKRの交流で、お互いの国内カンファレンスに行って登壇を行なっていました。
2012年は私が行くことになり、FOSS4G Hokkaidoの活動などを紹介しています。
そして韓国にゲストで来ていて、その後FOSS4G Tokyo/Osakaにも同じくゲストで来ることになっていたQGIS CommunityのPaolo Cavalliniさんと出会います。
ソウルの会場でCavaさんから、Tokyo/Osakaだけじゃなく北海道も行きたいと言われ、急遽北海道での講演会を準備しました。
ソウルから古川さんに連絡して、帰国後すぐに道総研にお願いして、2-3週間の準備でCavaさんをお迎えしたのが懐かしいです。
終わり
こうしてみると2012年は忙しく動いていたなと思います。
機会を見て、次回以降の開催もどのように行なっていたか、まとめていきましょう。
皆様良いお年を、そしてFOSS4G Hokkaidoでお会いしましょう。