#ドット絵を正しく美しく
RetroPieにてNESやSNESをいわゆるピクセルパーフェクトで描画する設定の紹介です。
レトロパイの初期設定では、アスペクト比がファミコン画面の縦横比とは異なるため、ドットバイドットが維持されず、当時のドット絵の美が正しく再現されない残念な状態になってしまいます。そう、例えば1ピクセルが部分的に2画素で描かれたりするのです。これをファミコンとスーファミに合うよう設定変更します。
/opt/retropie/configs/all/retroarch.cfg
# アスペクト比を 8:7 (256:224) に
aspect_ratio_index = "15"
# 拡大は整数倍で
video_scale_integer = "true"
# 画面端にできる隙間を許容
video_crop_overscan = "false"
# スクショは無加工のまま
video_gpu_screenshot = false
変更点のみ抜粋しています。RaspberryPi Zero W を家庭用TVに接続して確認しました。
aspect_ratio_index
の15
番が8:7
を示す点については、ゲームプレイ中に[HOTKEY]+[X]
で開くメニューからSettings > Video > Scaling > Aspect Ratio
を開くと、どの比率が何番目なのかを知ることができるので、ファミコン以外のコンソールにも対応できます。その場合は/opt/retropie/configs/(対象コンソール)/retroarch.cfg
を編集する方が良いかもしれません。