Raspberry Pi Pico(W) / Pico 2(W) をPlatformIOで開発する方法

はじめに

こんにちは、Wadoyokaといいます。今回、Raspberry pi pico2wを、PlartformIOで開発したいなと考えたときに、あまり記事が見当たらなかったので、ここに備忘録として書いておきます。
私は、pico2wを使用していますが、pico2でも同様の方法でできると思います。
最終的に、以下の環境でプログラムを書き込むことができました。

• PlatformIO
• mac book pro M1
• Micro USB Type-B（2.0）コネクタで書き込み
  ※Windowsでは、まだ未検証ですが後ほど試そうと考えています。また、これは2025年4月20日時点で有効な方法です。後ほど変わる可能性がございます。

目次

1. 参考になった資料
2. プロジェクトビルド
3. PIO HomeでPlatforms
4. 導入手順
   1. platformsを追加
   2. platformio.iniを編集する。
5. 最後に

1．参考になった資料

まず最初に参考資料のご紹介です。

こちらの資料では、本格的なデバック環境を実現するために、Pico-Probeを使用していますが、USB microBコネクターだけで行きたいと思います。

2. プロジェクトビルド

以下の画像のようにプロジェクトをビルドします。

• Name(プロジェクト名・自由につける): testPico2w
• Board: Raspberry Pi Pico
• Framework: Arduino

3. PIO HomeでPlatforms

maxgerhardtさんが作成した以下のgithubをplatformIOに導入します。

READMEの最初に書いてある部分をGoogle翻訳しました。

このフォークは、PlatformIO 用の Raspberry Pi RP2040 および RP2350 Arduino Core の継続的なアップストリーム開発が不足しているために作成されました。

4. 導入手順

ここから、実際の導入手順を紹介します。

4-1. Platformsを追加

まずは、platformIOの虫のアイコンをクリックします。

Quick Access　→　PIO Home →　Platformsを押します。

Advanced Installationを押す

以下のURLを入力して、Installを押す。

https://github.com/maxgerhardt/platform-raspberrypi.git

以下の画像のように、Raspberry　Pi　RP2040が追加されてたらOK!

4-2. platformio.iniを編集する。

platformio.iniを以下のように書き換える。

platformio.ini

; RP2350 based 
[env:rpipico2w]
platform = raspberrypi
board = rpipico2w
framework = arduino

これで、platformIoで、Rasberry Pi Pico 2wを開発できると思います。

5. 最後に

ここまで、読んでいただき、ありがとうございます。
platformIoで開発すると、追加ライブラリ等の設定の共有が楽にできて好きです。
またね！