Mac && JISキーボードでのお話です。多くのプログラミング言語においてはコーディング時の利用頻度的にイコール(=) > マイナス(-)であるため、少しでも入力ストレスを軽減するためにイコールとマイナスを入れ替えます。
単独で押し時たはイコールが、Shiftと一緒に押すとマイナスが入力されるようにします。
使うもの
やること
- JIS配列キーボードにおける、イコール(=) と マイナス(-)の入力を入れ替える
- ただし、日本語入力モードでは通常通りShiftなしで伸ばし棒が入力されるようにする
手順
- Karabinerでprivate.xmlを追加する - Swap minus(-) and equal(=)
- Karabinerで設定を有効にする
Karabinerでprivate.xmlを追加する
Misc&Uninstallタブを開き、Open private.xmlをクリックします。
private.xmlを以下のように編集します。(Google日本語入力の場合)
<?xml version="1.0"?>
<root>
<inputsourcedef>
<name>JAPANESE</name>
<inputsourceid_prefix>com.google.inputmethod.Japanese.base</inputsourceid_prefix>
</inputsourcedef>
<item>
<name>Swap minus(-) and equal(=)</name>
<identifier>private.swap_minus_and_equal</identifier>
<inputsource_not>JAPANESE</inputsource_not>
<modifier_not>
ModifierFlag::COMMAND_L,
ModifierFlag::COMMAND_R,
ModifierFlag::CONTROL_L,
ModifierFlag::CONTROL_R,
ModifierFlag::FN,
ModifierFlag::OPTION_L,
ModifierFlag::OPTION_R,
</modifier_not>
<autogen>__KeyToKey__ KeyCode::MINUS, MODIFIERFLAG_EITHER_LEFT_OR_RIGHT_SHIFT, KeyCode::MINUS</autogen>
<autogen>__KeyToKey__ KeyCode::MINUS, KeyCode::MINUS, MODIFIERFLAG_EITHER_LEFT_OR_RIGHT_SHIFT</autogen>
</item>
</root>
設定を有効にする
Change Key タブに戻って、Reload XMLを行い、XMLで追加した設定のチェックボックスを有効にします。
設定は完了です。これで、英字入力のときはShiftなしでイコールが、
Shiftありでマイナスが入力できるようになります。
軽く解説
inputsourcedef
ここで、入力ソースの名前を定義します。
<inputsourceid_prefix>com.google.inputmethod.Japanese.base</inputsourceid_prefix>
この値は、KarabinerのEventViewer->Input Source ID で確認することができます。
先に載せたprivate.xmlはGoogle日本語入力の場合の値です。
それぞれの環境で、日本語入力モードのときに表示されている値を入れてください。
EventViewerで日本語入力モードのときの内部情報を確認。
item -> inputsource_not
<inputsource_not>JAPANESE</inputsource_not>
ここで、入力ソースが日本語入力以外の場合、という指定をすることによって、
それより下に書いているキーのマッピングが日本語入力以外の場合にのみ適用されます。
最初は日本語入力と英字入力でイコールの出方が違うため戸惑いますが、
そういうものだと慣れると違和感なくタイプできるようになりました。
快適なコーディングライフを。
参考
private.xml Reference Manual - Karabiner - Software for OS X
pythonでよく使う括弧とイコールをShiftなしで入力できるようにする - Qiita