経緯
普段iOSのアプリを開発しているが、ちょっと興味があったので、フロントエンドの開発をやってみた。最近、Firebase Studioという名前に変わったというニュースを見かけ、少し話題になっていたので試してみることにしました。
開発したもの
ReactとTypeScriptを使ってToDoアプリを作成しました。
メリット
- 初学者には優しい
- 環境構築がほぼいらない:従来のReact開発ではNode.jsのインストールやnpmの設定、webpack等のビルドツールの設定が必要でしたが、Firebase Studioではブラウザやローカルアプリで完結
- 開発したいものを選択するだけで環境構築が完了:今回の場合は「ウェブフロントエンド」を選択するだけで、React+TypeScriptの環境が自動的に構築され、すぐに開発に取り掛かれた
- 他の設定も不要:デプロイやホスティングの設定も簡略化されている
- 無料でエージェントコーディングができる:AIアシスタント(Gemini)が組み込まれており、コード生成や問題解決をその場で行える
デメリット
- レスポンスが悪い:特に大きなプロジェクトや複雑な操作を行うと、画面の切り替えやプレビューの更新に時間がかかる
- 付属のジェミニが若干使いづらい
- 使いづらい理由は生成してもしたときに勝手に文字がスクロールされるため、読んでる途中で勝手にスクロールし、ストレスが溜まる
結論
最初の勉強用には良いが、自分の気に入っているエージェントAIや本格的な開発には不向きだと感じた。特にフロントエンド開発の基本的な流れを学ぶ入門段階では効率的だが、細かいカスタマイズや大規模プロジェクトには従来の開発環境の方が適していると思われる。