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無知から学ぶFIWARE #2 ~ GEをひとつ動かしてみる

Last updated at Posted at 2021-01-17

前回FIWAREとは何者なのか
なにをしちゃうためのものなのかなんとなく調べました.

① GEという専用の機能を持ったソフトウェア群がある
② NGSIというデータを問い合わせたりする時のインターフェースが決まっている
③ データモデルはNGSIで転送可能なJSONっぽい形式でコンテキストとして保持される

調べ始める前はFIWAREってどんな魔法なのかと思っていましたが
これROSとそっくりなんじゃないでしょうか.
通信のやり方が規格化されているっていう点ではROS2に近いのかも.

ROS→http://wiki.ros.org/move_base
20170208075021.png

FIWARE→https://fiware-tutorials.readthedocs.io/en/latest/iot-agent/index.html
architecture.png

めちゃめちゃ相性よさそうですね.ROSとFIWAREをつなぐsubscriberとかあったらすごい使いやすそうです

本題

FIWAREはDocker上で動きます(動くらしいです)
私はDocker入れてあるので入れ方は割愛.Docker Composeも使います.

Dockerバージョン18.03以降 && Docker Compose 1.21以降(だそうです)

ではチュートリアルを撫でていきます

Orion ContextBroker GEの起動

architecture.png
https://fiware-tutorials.readthedocs.io/en/latest/getting-started/index.html より

Orionはコンテキストを中継するためのブローカーでGEのひとつ
(GEはFIWAREを構成する専用の機能を持ったソフトウェア群のこと)

公式チュートリアルいわく,このOrionを使えばそれはもうFIWAREを使ったシステムと
いっていい,というくらいFIWAREの中心に位置する機能
(コンテキストのブローカーなんだからそれもそう)

Orionは,MongoDBをいうオープンソースDBを使うとコンテキスト保持機能を
持たせることができる
(内蔵してるわけじゃない)

これら2つの通信はHTTPによって行われる→Dockerコンテナで分けてしまえる

つまり

ここまでのPoint
①Orionはデータを中継するブローカーとしての機能を持っていて
②MangoDBに依存することによってコンテキスト保持機能を備える
③通信はHTTPで開始される

よしやってみよう

わたしの環境
WSL2 Ubuntu
Docker for Windows v20.10.2
コンソール:
PowerShell

① MongoDBコンテナ,Orionのコンテナをそれぞれpullして
HTTPで通信するためにnetworkを組みます

docker pull mongo:4.2
docker pull fiware/orion
docker network create fiware_default

② MongoDB起動!

<これは間違いです>
docker run -d --name=mongo-db --network=fiware_default --expose=27017 mongo:4.2 --bind_ip_all --smallfiles

って書いてあるんですけど,実際にやってみたらコンテナがすぐに動作停止するという
変なことになってて時間消し飛ばしました.
ログをのぞいたらError parsing command line: unrecognised option '--smallfiles'
とのことで,ver:4.2では'--smallfiles'は対応してないんだそうです
公式チュートリアルにプルリク出さなきゃじゃん...

<こっちが正解です>
docker run -d --name=mongo-db --network=fiware_default --expose=27017 mongo:4.2 --bind_ip_all

③ 気を取り直してOrionも起動!

docker run -d --name fiware-orion -h orion --network=fiware_default -p 1026:1026  fiware/orion -dbhost mongo-db

-pと--exposeの違いとか各種意味はご自分でどうぞ(逃げ)
docker compose使う方法も公式チュートリアルに載ってるので
みたいひとはご自分でどうぞ(逃げ逃げ)

docker ps

で,動いてたらたぶんOKですね

FiWARE的HelloWorld

Orionの状態確認

さっき晒したポートにアクセスするとOrionが動いてるか見れるらしいです

curl -X GET 'http://localhost:1026/version'

スクリーンショット 2021-01-17 170626.png
んあ
あー
こうしましょう

curl.exe -X GET 'http://localhost:1026/version'

スクリーンショット 2021-01-17 173245.png

はい!帰ってきました.

次回は

コンテキストをつくります

次回はコチラ→準備中
前回はコチラ→#1 ~ FIWAREってなんぞや?
目次はコチラ→次回はコチラ→#0 ~ これは目次だよん

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