システムクロックの設定
>システムクロックとハードウェアクロックLinuxカーネル内で保持するシステムクロックは、起動時にコンピューターのハードウェアクロックを参照するものの、その後は別々で動くため乖離していきます.dateコマンドでシステムクロックを表示できます.***date[MMDDhhmm[[CC]YY][.ss]]***でシステムクロックを修正し、hwclockコマンドでハードウェアクロックに反映できます.
システムログの設定
> rsysylogの設定システムのログを取得して処理するソフトウェアにはrsyslogやsyslog-ngなどが挙げられます.etc/rsyslog.confファイル内に以下のフォーマットで記載します.ログは追記される一方なので、ローテーション機能(/etc/logrotate.conf内で設定を記載)を用います.
書式 [ファシリティ].[プライオリティ] [出力先]
ファシリティとプライオリティをまとめてセレクタフィールドといいます.
ファシリティ:daemon, kern,mailなど.[]の指定も可能.
プライオリティ:低く設定するとログ出力数が少なくなります.(emerge⇒alert⇒crit⇒err⇒warning⇒notice⇒info⇒debug⇒none)
出力先:/var/log/message(ログファイルに出力)、[](ログイン中のすべてのユーザーの端末に出力)
メール管理
>MTAの起動 電子メールを扱うソフトウェアにはMTA(Message Transfer Agent)など幾つか種類があるため、25番ポート調べることで把握できます.
構文 netstat -atnp | grep 25
[root@www /]# netstat -atnp | grep 25
tcp 0 0 127.0.0.1:25 0.0.0.0:* LISTEN 2014/master
プリンタ管理
> 印刷の仕組み 多くのLinuxディストリビューションでは、印刷サブシステム(CUPS)を採用しています.特徴としては、①IPP(InternetPrintingSystem、ネットワーク上のプリンタをサポートするプロトコル)、②PPD(PostScriptPrinterDescription、AdobeのPPD形式のファイルでデバイスドライバの設定が可能)などが挙げられます.
印刷するには、まずはlpr [オプション][ファイル名]:オプション(-#部数、-Pプリンタ名)で指定したファイルをプリントキューに送り、順に処理していきます.lpq [オプション][ユーザー名][ジョブ番号]:オプション(-Pプリンタ名)でプリントキューの内容を表示できます.lprm [オプション][ジョブ番号]:オプション(-Pプリンタ名、-)でプリントキューのジョブをすべて削除できます.