これまで弊社のゲームタイトル(モンスターストライク、共闘ことばRPGコトダマンなど)では、
QAからプランナーに異動することが年1人ペースであります。
長年運営しているタイトルですので、当然プランナーチームの人員が不足するタイミングがあります。
その時にプランナーチームから、「QAさんから立候補者いませんかね?」とお誘い頂けることがあるのです。
私自身、データ設定ミスのバグを減らしたい!根元からバグを駆逐したい!
という思いで1年程プランナーにロールチェンジした経験がありますので、
今回はQAからプランナーに異動するとはどういうことかお話したいと思います。
QAでの経験が爆速オンボーディングにつながる
そのタイトルのQAからプランナーに異動するにあたり、当然ですがそのタイトルの知識・経験が活かせます。
- データ構造の理解
- キャラクター、ステージ、ガチャといったゲーム内部の仕組み
- ツールの理解
- チャット、タスク管理、バージョン管理(ブランチ戦略)、デバッグツールなど
- リリースまでの業務フローの理解
- いつ誰が何をするのか、どのチームへタスクが渡るのか、困ったときはあの人に聞けばOK、など
- スケジュール感
度重なるアップデート、新機能追加により複雑化していくタイトルにおいて、
完全に把握している状態でチームに参加するということは、一般的な採用で入社する方と比べて大きなアドバンテージであるのです。
バグが埋め込まれる瞬間が分かる
プランナーに異動すると、はじめはデータ作成を任されます。
データの作り方を教わると、どんどん気付きが出てきます。
「ここは手入力でやってたのか〜〜!」
「この資料はQAがテストケースに貼り付けやすいように改修できそう!」
「こんな便利な資料が!QAに教えてあげたい!」
この気付きを、ツーカーであるQAチームにできるのは元QAである利点と言えます。
QAチームとしても、聞きやすい・相談しやすい人がプランナーチームに1名増える訳なのです。
そして自分が自信をもってデータ作成してみても、やっぱりQAからバグの指摘を受けてしまいます。
しかしそれは学びとして、なぜバグが出来てしまったのか、QAと根本から改善に向けて会話をします。
QAの新たなキャリアパスとして
異動によるチーム変動に耐えられるということは、それだけ悪い属人化が排除され、柔軟性のある強いチームだと思います。
プランナーの枠が空いている時に、QAチーム内に異動可能な立候補者が居ることは時の運ですが、
これからもQAからプランナーに異動する道は常に開いておきたいと考えてします!