はじめに
アリババクラウドの仮想サーバのサービスです。
IaaS(Infrastructure as a Service)として
その他のクラウドの仮想サーバサービスと同じ立ち位置となります。
ドキュメントを読んでみます。
Elastic Compute Service (ECS) - 仮想クラウドサーバー | Alibaba Cloud
読んで押さえておきたいと思ったポイントを紹介
課金(料金)
Elastic Compute Service (ECS) - 仮想クラウドサーバー | Alibaba Cloud
お金ですね。体系は2種類あります。
サブスクリプション
月額サブスクリプションは前払いの支払い方法です。
従量課金
時間単位の課金は従量課金制の支払い方法です。
金額としては
サブスクリプション < 従量課金
となり サブスクリプション の方が得になってます。
SLA
99.95%
です。
他のクラウド事業で展開している仮想サーバサービスとおおよそ同じと言えます。
稼働率 => 月間ダウンタイム計算ツール
というサイトを利用したところ
月間 21.6 分
のダウンタイムは考慮しておく必要があります。
ここで、気になるのは保証ですね。
ドキュメントを探したところ
Elastic Compute Service (ECS) Service Level Agreement - Product SLA| Alibaba Cloud ドキュメントセンター
SLAが満たされないときは、ユーザーからの連絡ですね。
これはちょっと手間がかかりそうです。
ICPライセンス
ドキュメントを読んでみて初めて知りましたが
というのがあるようです。
中華人民共和国工業情報化部 (MIIT) 発行の Internet Content Provider (ICP) ライセンスは、中国国内に設置されたサーバーで Web サイトの運用する際に必要となる登録番号です。中国国内に設置されたサーバーサーバーでサイトまたはアプリケーションを開始するには、Web サイトのドメイン名が確定した後に、ICP ライセンスを申請する必要があります。
ICP ライセンス番号は、Web サイトのすべての Web ページのフッターに表示する必要があります。
普段の生活で検索先のページで中国のサイトをみることも多少はありますが、改めて知りました。
中国では、サーバを立ててWEBサイトを構築し展開するには手続きが必要なようです。
基本東京リージョンでやることが多いはずなので、問題はないでしょう。
※サーバーサーバーになってますね。
まとめ
仮想サーバのドキュメントを読んでみて
他のIaaSサーバとは、大差はなさそうでした。
しかし、DR(Disaster Recovery)やマルチクラウドとして
アリババクラウドの中国リージョンでサーバを立てる
というは難しそうです。
中国以外のリージョンなら、DRとして扱える ので
AlibabaクラウドのIaaSとして、押さえておきたいポイントと考えております。