はじめに

お散歩してるとき、ふと子供の時のことを思い出しました。
皆さんは親からの教え、よく言われていたこと、注意されていたことなどありますか?
私はあります。そのうちの一つを今回紹介したいと思います。大人の今にも通ずる話なので。大切なことなのではないかと感じたので。
知ったかぶり
「知ったかぶりはだめだよ」
私はそう言われていました。おそらく小学生の頃。
実際小学生の時に私自身が知ったかぶりをしたせいでよくない思い出があります。
アニメ好きの友人Aが「○○知ってる?」というのに対し、私は全く知らないのに「しっている」といってしまいました。
そして無理やり話しを合わせようと、なんとなくの回答をし続けていたら、その友人Aは不信そうな表情をしてしまいました。
その後、その友人Aはいつの間にか友人ではなくなってしまいました。
なぜ知ったかぶりをしたのか
今だから当時の私を振り返ることができます
- 共通の話題を持ちたかったから
- ほかにアニメの話をする人がいなくて、アニメの話をしてくれる人がいてうれしかったから
- 他人に認められたい
- 自分だけ知らないと仲間外れにされるのではないかという不安
似ている現象
-
自己呈示(セルフ・プレゼンテーション)
他人に対して自分を良く見せたいという願望から、自分の能力や知識を実際よりも高く見せようとする行動 -
虚勢を張る
自信がない場合でも、自分が強くて賢いと見せるために強がる行動。特にプレッシャーやストレスの多い状況で見られることがある -
インポスター症候群(Impostor Syndrome)
実際には高い能力や成果を持っているにもかかわらず、自分は詐欺師のように感じ、他人が自分を過大評価していると思い込む現象。これに対抗するために、さらに知識を誇示しようとすることがある。 -
プライドの保護
自分の知識や能力に対するプライドを保護するために、知らないことを知らないと認めるのが難しいことがある -
集団圧力(Peer Pressure)
周囲の人々に合わせるために、知っているふりをすることがある。特に、友人や同僚が多くの知識を持っている場合、自分も同じように見られたいと感じることがある -
カラーバス効果(Dunning-Kruger Effect)
自分の知識や能力を過大評価し、本当の実力以上に自分を有能だと信じている現象。この効果により、自分が知らないことを知っているふりをすることがある
大人でもいえるよね?
人々が他人にどう見られるかを気にする心理的な動機や、自分の自己評価を保護するための行動…。大人の方でも見られる行動ではないかと思っています。
自分を守ることは確かに大切ですが、知ったかぶり=嘘?!
その時は確かにやり過ごせるかもしれませんが、最後には必ずぼろがでる…。
悲しい、つらいはなしですが、世の中そんなに甘くない。
プログラミング学習や面接でもいえる事
「少しくらいいいでしょ」があだとなる
自分を誇張しすぎない
誠実に答える
自分の言葉でしっかり話す