はじめに
課題を進めていく中で「?」の用語だった「ネスト」について調べたのでアウトプットしたいと思います。少しでも参考になれば幸いです。
ネストについて
ネストの語源
「ネスト」という言葉は、英語の「nest」から来ています。「nest」は鳥の巣を意味し、そこから転じて「入れ子構造」や「何かの中に何かを入れる」という意味で使われるようになっているそうです。
英語では「nest」や「nesting」と表記されます。
ネスト使用場面
-
プログラミング
プログラミングにおいて、ある構造の中に同じ種類の構造を持つ場合に使用されます。
例: ネストされたループ(ループの中に別のループ)、ネストされた関数(関数の中に別の関数)、ネストされた条件文(if文の中に別のif文)など。 -
HTML/CSS
HTMLやCSSでは、タグやセレクタの入れ子構造を指します。
例:<div>
タグの中に<p>
タグを入れる、CSSで複数のセレクタをネストして書く。 -
ファイルシステム
ディレクトリ(フォルダ)構造において、フォルダの中にさらにフォルダを作成すること -
数式やデータ構造
数学やコンピュータサイエンスにおいて、関数やデータ構造が入れ子になっている場合に使われます。
例: ネストされた配列やオブジェクト。
似たような言葉
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入れ子(いれこ)
この言葉も同様の意味で使われ、特に物理的な物体の入れ子構造を指すことが多い -
階層構造(かいそうこうぞう)
ネスト構造と似ていますが、より広義に使われることがあります。階層構造は一般に、階層的に組織されたデータや情報の構造を指します。 -
埋め込み(うめこみ)
似たような意味で使われることがありますが、これは主に何かを別のものの中に入れることを強調します。
例
プログラミング
for i in range(5): # 外側のループ
for j in range(3): # 内側のループ(ネストされたループ)
print(i, j)
- for i in range(5):は、外側のループで、iが0から4までの値を取ります
- for j in range(3):は、内側のループで、外側のループの各反復に対して実行されます。jは0から2までの値を取ります
- print(i, j)は、iとjの現在の値を出力します
# 実行結果
0 0
0 1
0 2
1 0
1 1
1 2
2 0
2 1
2 2
3 0
3 1
3 2
4 0
4 1
4 2
- 外側のループがiの値を0から4に変化させる間、内側のループがそのたびにjの値を0から2に変化させることで、すべての組み合わせが出力されることとなる
HTML
<div> <!-- 外側の要素 -->
<p>ネストされた段落</p> <!-- 内側の要素 -->
</div>
-
<div>
は、外側のHTML要素で、一般的に他の要素をグループ化するために使われます -
<p>
は、内側のHTML要素で段落を示します。この場合、<p>
タグは<div>
タグの内部にあります - ブラウザ上では「ネストされた段落」というテキストが段落として表示されることとなります
## さいごに
「ネスト」について簡単にまとめてみました。何気なくコードを入力していてもその行動?構造について言葉で説明する際、やはり用語の理解は必要不可欠なんだなと感じています。
用語全集みたいなのほしい