これは?
ポルトガル発のアプリ開発向け高性能ローコード、OutSystemsについての学習メモです。
- そこに、トレーニング教材がある
- が、Inputだけで何往復したとて「え? あ?」という感じでそうそう身にならない
- どんな学びもOutputなしには定着しにくいということ
(OutSystemsのトレーニングだから特段そうなのではない)
そこで、全体像だけでも学習メモとして記録することにしました。
OutSystemsの公式トレーニング「Web開発者への道」で学べるレベルですので、そちらを行ったほうがより正確で確実で最新で、当然公式です。
このトレーニングの実践にはPersonal Environment用のアカウントを作成する必要があります。
OutSystemsとは
- エンタープライズ向のWeb/モバイルアプリの開発、デリバリーを支援
- ローコード開発環境でエンタープライズレベルのコードが生成できる
- 他システム連携も実現
- アプリやユーザーの管理・分析もできる
コンポーネントとツール
コンポーネント/ ツール |
分類 | 説明 |
---|---|---|
Platform Server | サーバー | アプリケーション実行の場 |
Service Studio | 開発ツール | Web/モバイルアプリの ローコードビジュアル開発環境 |
Ingtegratuon Studio | 開発ツール | エクステンションを作成・管理できる |
Service Center | 管理、運用ツール | Platform Serverの 管理コンソールWebアプリケーション |
LifeTime | 管理、運用ツール | アプリケーションの ライフサイクル全体の管理 |
Platform Server
- アプリケーション実行の場
- アプリのコンパイル、デプロイ、管理、実行、監視を担当
- Service Studioから接続できる
Service Studio
- OutSystemsローコードビジュアル開発環境
- Web/モバイルアプリを開発できる
アプリの開発から公開までの流れ
- Service Studioでローコードアプリを作成し、Platform Serverに公開
- アプリの各バージョンはPlatforam Databaseに保存される
- Platform Serverがアプリをコンパイルし、最適化されたコードを生成
- Platform Serverが標準のアプリケーションサーバーにデプロイ
- アプリケーションサーバーが作成したアプリを実行
(従来のデータベースと外部システムを使用)
- アプリケーションサーバーが作成したアプリを実行
Ingtegratuon Studio
- エクステンションを作成・管理
- デスクトップツール
- 外部リソースと連携するためのアクセラレータも用意(.NETコード)
- 外部リソースを活用したエクステンションをサーバーに公開し、通常のOutSystemsリソースとしてService Studioで使用できる
Service Center
- Platform Serverの管理コンソール
- Webアプリケーション(Webブラウザでアクセス可能)
- 開発インフラの確認
- 利用可能なアプリの把握
- プラットフォームや実行中のアプリが生成したログを検査
- 分析結果の収集
- 環境の各サーバーの管理
LifeTime
- アプリケーションのライフサイクル全体の管理
- Service Centerの機能を拡張するWebアプリ
- 様々なステージング環境にわたってアプリケーションのライフサイクルを確認できる
- 開発環境→QA環境→本番環境へと途切れず追跡可能
- 各ユーザーやチームがそれぞれの環境やアプリで所持する権限レベルの管理
- インフラ内の全環境の確認、ライフサイクル内の配置変更
- アプリのパフォーマンス分析結果収集、ボトルネックの特定と修正
- Platform Serverの数を問わず、ライフサイクルをかんたんに管理
そのほかお役立ちなもの
コミュニティ、Forge、フォーラム
- Forgeはダウンロード可能なオープンソースコンポーネントのソース
- フォーラムがあり、ノウハウの共有がなされている
機能
既存のほぼあらゆるシステムと連携
- 外部のシステムから既存のアプリケーションやコード、データをインポート
- OutSystemsプラットフォームと連携
連携した情報はService Studioで使用できる。
Service Studioのローコードビジュアル開発
- データエンティティの設計や作成
- ビジネスロジックやプロセスの作成
- UIの視覚的な開発
OutSystemsプラットフォームの1クリック公開機能で公開する。
標準の最適化されたコード生成
- アプリケーションのコード→HTML、CSS、JavaScript、.NETコードが生成される
- Web/モバイルアプリの実行に必要なリソースすべてが含まれる
継続的インテグレーション、継続的デリバリー
- アプリケーションを開発環境→QA環境→本番環境へとデプロイ
- デプロイ中に整合性チェック(依存関係やコードのバージョンに問題がないか)
- ガバナンス(各ロールに、リソースごとに適切なレベルの管理やアクセス権が付与されているか)
- 完全なデプロイ後、生成したコードに監視機能が含まれる
柔軟なインフラへのインストール
- クラウドでも、オンプレミスでも、あらゆるインフラにデプロイ
そして…
- 稼働が始まるとユーザーがフィードバックを送れるようになる
- 必要な変更を開発チームに提案→適宜変更を実装してアプリケーションを再公開
このサイクルで継続的なイテレーションやバージョン管理が可能に。