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たとえ2人からでもLT会をはじめればいいと思うよ──文化はいつだって小さく芽吹く

Last updated at Posted at 2025-07-05

たとえば、
会社のようなコミュニティがあります。
そこに仮初めにも所属するあなたは、
ある朝ふと、こう思うかもしれません。

「この場所に、LT会という文化があったら、何かが変わるんじゃないかな」

でも、今の場を冷静に見渡してみると、
巻き込めそうな人は、せいぜい1人。
いや、その1人だっているか怪しい。

そんなとき、ついこう思ってしまいます。

「やっぱり、無理かもしれない」
「2人で始めるなんて、意味がない」

でも、いいえ。
やってみると、圧倒的に意味があります。

🌱 2人で始めることの意味

2人でLT会をやる。
それは、見ようによっては、
発表でもイベントでもないかもしれません。
ただ、確実に言えることは、
「語ること」「聞いてもらうこと」が、
対等に存在する場です。

たった2人だからこそ。
語りの濃度は高く、
聴くことの深さも増します。

そして、何よりも大切なのは、
「やってみた」という事実が残ること。

🌊 広げるとは、同じ場所に集めることだけじゃない

文化を広げる、というと、
ある取り組みをそのまま大きくする
(たとえば、30人規模に育てる)
…といったイメージを真っ先に持ちがちです。

でも、そうじゃなくてもいい。
広げ方は、もっと自由にとらえてもいい。

たとえば、あなたと誰かが2人でLT会を始めた。
そのLT会自体は、最後まで2人だったとしても。

それを見て、別の誰かが「いいな」と思って、
別の場所で、別の2人がLT会を始めたなら。

それは、
文化が“群島”のように広がったということ。

🛶 渡すのは、ノウハウと、ほんの少しの勇気

LT会を開くノウハウそのものは、
そんなに難しくありません。
それこそ、2人なら。
今日にでも始められる、まさに今これから。

必要なのは、
「語ってもいい」「聞いてもらえる」安心感と、
「やってみようかな」という小さな勇気だけ。

同じ場所で開催できなくてもいい。
刺激を受けた誰かが別の場所で始めてくれたら、
それは“広がった”ということです。

🌸 そして、いつか──

運がよければ、ご縁があれば。
バラバラに歩んだ群島同士もいつかは、

「年に1回くらい、合同でやってみる?」

声をかけ合う日が訪れるかもしれません。

虹の橋が架かる日。
それほどありえない未来じゃない。

でも、究極その日は来なくたっていい。
それぞれの場所で、
それぞれの語りが続いているなら、
緩やかな大集団が育っているということだから。

✨ 最後に

だから、もしあなたが

「2人しかいないけど、LT会をやってみたい」

と思ったなら、
ぜひ、やってみてください。

それは、文化の最小単位であり、
蝶の羽ばたきのひとつであり、
未来の誰かに勇気を渡す、
最初の一歩になるかもしれません。

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