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VMwareのデータ保護をセルフサービス化してバックアップ運用を3倍楽にする

Last updated at Posted at 2020-06-30

【2020/10/5 追記】
8.3 では、RBACの機能強化や 今すぐバックアップ(Backup Now)の機能が追加されました。 宜しければ以下もご参照下さい。

はじめに

本稿ではVeritas NetBackup を用いて、VMware環境のデータ保護をセルフサービス化する方法をご紹介します。NetBackupでは、Web UI とアクセス制御(RBAC)を用いることで VMware環境のデータ保護のセルフサービスを実現します。

VMwareのデータ保護の課題 と セルフサービス化のメリット

VMwareを用いた仮想化により、企業は、多くの仮想マシンを集約することができるようになりました。部門や担当者毎に仮想マシンを割り当てることで、ユーザの利便性も大幅に向上しました。

一方で多くの仮想マシンの管理が必要になった、情報システム部門では、仮想マシンの作成から、バックアップ、リカバリなどの管理業務の増加が課題となっています。

NetBackup の Web UI を使用することで必要な機能をユーザに対して、セルフサービス化を行い、上記の課題を解決できます。情報システム部門の業務の削減とユーザーの利便性をさらに向上させることができます。

想定環境

本稿では以下の3つの部門が利用するVMwareの環境を想定し、セルフサービス化したデータ保護を紹介します。

  • 開発部門
  • 財務部門
  • 情報システム部門

Qiita用.jpg

仮想マシンの保護のセルフサービス

開発部門では、次期基幹システムの更改に向けてシステム開発を行っています。開発システムを保護するためにNetBackup のWeb UIにログインします。
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開発に利用をしている仮想マシンが表示されます。
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仮想マシンの保護を実施するため、[保護の追加] をクリックします。
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情報システム部門が作成済みの 保護計画を選択し、[保護する] をクリックします。
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保護が追加されました。[閉じる] をクリックします。
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開発システムが、Daily-Backupにより、データ保護がされています。設定後は情報システム部門が定義したスケジュールに従って自動でバックアップが実施されます。
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仮想マシンの復旧のセルフサービス

開発システムにおいて、パッチ適用の不具合により、システムが起動しなくなってしまいました。通常であれば、情報システム部門へシステムのリストアを依頼しますが、担当者側で、仮想マシンの復旧が可能です。

Web UIにログイン後に復旧対象の仮想マシンをクリックします。
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「リカバリポイント」タブをクリックします。
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カレンダーの日にちから、復旧したい日にちをクリックします。復旧したい時間の右横にある「リカバリ」から、元の場所 をクリックします。
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リカバリが可能かどうかを確認するため、[リカバリ前チェック] をクリックします。
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仮想マシンの上書き、電源をオン のオプションにチェックを入れ、[リカバリの開始] をクリックします。
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リカバリのジョブが起動します。[アクティビティのリストア] タブから、ジョブの状態を確認できます。
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しばらく待つとジョブが正常に完了します。これで開発システムの復旧ができました。
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NetBackupの Web UIでは仮想マシンだけでなく、ファイル、フォルダ単位でのリストアも可能です。さらにエージェントレスで利用が可能なため、仮想マシン毎にエージェントのインストールの運用負荷もかかりません。

アクセス制御(RBAC)とセキュリティ

NetBackupのWeb UIでは、ユーザに対して、役割に応じたロールを適用することが可能です。さらに、対象の仮想マシンをグルーピングし紐づけることにより、部門、ユーザ毎にセキュリティを確立したセルフサービスの提供が可能です。

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開発部門のユーザーでログインした場合は、割り当てられた開発システムのみの仮想マシンが表示されます。
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財務部門のユーザーでログインした場合は、割り当てられた仮想マシンが表示されます。他部門の仮想マシンは表示されないため、部署間のセキュリティも守られています。
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情報システム部門のユーザでログインした場合は、すべての仮想マシンが表示されます。さらに左側のメニューから様々な設定を行うことができます。
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運用をさらにシンプルにするために

ベリタスは昨年度(2019年11月)に小中規模・エッジ環境に最適な Flex 5150 をリリースしました。Flex 5150は、1Uのコンパクトな筐体の上で NetBackupのソフトウェアが動作します。従って、本稿でご紹介をしているセルフサービス化した VMwareの保護 ももちろん可能です。

New Microsoft PowerPoint プレゼンテーション2.jpg

アプライアンスで運用することで、バックアップ管理者はさらにシンプルで効率的な運用が可能になります。1Uの筐体で、セルフサービスのVMwareの保護から、重複排除/永久増分バックアップ、さらに多くのバックアップ対象をサポートしているのは現時点では、ベリタスのアプライアンスだけだと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか? NetBackup では ブラウザベースの Web UIを使って、非常に簡単に仮想マシンの保護、復旧のセルフサービスが実現できることをご理解いただけたと思います。具体的には以下の3つの効果により、バックアップ運用が大幅に楽になり、部門ユーザへのサービスレベルも高まります。

  • 部門ユーザによる仮想マシンの保護
  • 部門ユーザによる仮想マシンの復旧
  • シンプルなブラウザベースのバックアップ運用

VMware環境のバックアップについては是非とも、NetBackup をご検討いただければと思います。

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その他のリンク

【まとめ記事】ベリタステクノロジーズ 全記事へのリンク集もよろしくお願い致します!

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