はじめに
ベリタスは、すべての NetBackup Appliance メディアサーバに組み込まれた高度なデータ重複排除技術によってこれを構築しています。NetBackup Media Server Deduplication Pool (MSDP) は、長年のエンジニアリングの成果であり、データ重複排除に特化した80以上の特許を取得しています。MSDPは、圧縮と暗号化によりクラウドへの重複排除を可能にし、バックアップ時間の短縮と規模に応じた高速なデータ復元を実現します。。
ソリューションの価値
データセンターが仮想化、クラウドベース、コスト最適化されたフットプリントへの移行を続ける中で、ストレージは最適化がより困難な領域の1つとなっています。データは加速度的に増加しており、企業は物理、仮想、クラウドなど複数のタイプのインフラストラクチャにわたってデータを安全に保護するために、最も費用対効果の高い方法を見つけることに常に挑戦しています。
この課題に対処するため、ベリタスは市場で最も柔軟で効果的なソフトウェアディファインド重複排除エンジンを設計しました。ワークロードに依存せず、圧縮と暗号化を備えたハードウェアに依存しない重複排除ソリューションを提供し、NetBackup アプライアンス、NetBackup 仮想アプライアンス、オンプレミスまたはクラウド、BYO(Build Your Own)ハードウェア上で実行できます。
重複排除とは?
基本的なレベルでは、重複排除とはデータセット内の一意でないデータセグメントを排除することです。あるレベルでは、重複排除は圧縮と大差ありません。しかし、重複排除の真の違いは、過去のデータに対してデータを削減することであり、多くのソースから過去に書き込まれたデータに 対してインデックスを作成してストレージの節約を可能にしていることです。 重複排除以前は、圧縮が主なストレージ節約の手段でした。テープやディスクにバックアップする場合、バックアップソリューションはデータが書き込まれると同時にデータストリームを圧縮することができました。しかし、圧縮による節約はその時点でしかできません。つまり、別の時点でバックアップされた同じデータは圧縮されますが、圧縮されたデータは以前のデータセットと同じ容量を消費することになます。 重複排除では、データはセグメント化され、以前に書き込まれたすべてのデータを表すマトリックスと照合されます。一意であることが判明したセグメントデータのみが保存のために送信されます。一意でないセグメントデータは、同じセグメントデータの一意のインスタンスへの参照を作成します。
NetBackupでの重複排除には、ポストプロセス、ソースやターゲットサイドでのインライン重複排除など、3つの大きなタイプに分けることができます。
また、重複排除を効率的に行うために状況に応じて可変長・固定長セグメンテーションでの実行をサポートしています。
更にVeritas NetBackup アプライアンスは、業界をリードするデータ保護および重複排除技術とデータの暗号化および圧縮を組み合わせ、パフォーマンス、安全性、拡張性に優れた単一のデータ保護アプライアンスを提供します。MSDP を搭載した NetBackup アプライアンスは、データとバックアップのフットプリントを最小限に抑え、データ転送速度を最適化することで大幅なコスト削減を可能にします。NetBackupの物理アプライアンスと仮想アプライアンスは、MSDPサービスを仮想環境だけでなくクラウドにも拡張します。
NetBackupによる重複排除の詳細は、以下のテクニカルホワイトペーパーに記載がされていますので、ぜひご参照ください。
【NetBackup Applianceによる重複排除】
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