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VMwareのワークロードをAzureに移行しても、NetBackupでデータ保護は完璧!

Last updated at Posted at 2020-09-30

はじめに

マイクロソフト社は先日、次世代のAzure VMwareソリューション(AVS)のプレビューを発表しました。このソリューションによって、企業はVMwareワークロードをシームレスに拡張したり、Azureに移行するといった、ハイブリッドクラウドのシナリオに対して自信を持って取り組むことができるようになります。

AVSのアーキテクチャ

AVSは、専用に設計された弾力性のあるベアメタルのAzureインフラストラクチャ上で実行されます。また、VMware Cloud Verifiedを取得しており、管理者は既存のVMwareスキルとネイティブのツールを使用して管理することができます。その他、Azure Virtual Networks (VNet)への接続し、プライベートクラウドから SQL Server、blob Storage、またはマーケットプレイスなどのAzureのサービスを容易かつ直接利用することができます。

データ保護の必要性

急増する仮想マシンに対処するVMwareおよびバックアップ管理者にとって、プラットフォームを越えてデータ保護ができるソリューションを持つことが不可欠です。VeritasはMicrosoft社と協力し、プレビューモードでもAVSのゼロデイサポートを保証しました。Azureマーケットプレイスから接続されたVNetにNetBackupを即座に展開することで、エージェントレスでAVSプライベートクラウドを保護することが可能です。

Azure VMware Solutions環境をNetBackupで保護

NetBackupでは、VMware環境を保護するための優れた機能を有しています。
 -NetBackup Accelerator for VMwareは、前回のバックアップからの変更差分ブロックのみを使用してフルバックアップを仮想合成し、バックアップ・リストアを迅速に実行可能です。
 -ロードバランシング機能では、利用可能なESXサーバにバックアップの負荷を自動的に均等に分散します。
 -VMware Intelligent Policyを使用して、新規、変更、または移動された仮想マシンの検出とバックアップを自動化し、バックアップ対象の仮想マシンを適切に保護します。

Blog-nb4avs-Image1.png
図1 NetBackup WebUIを用いたAVS環境のリストアで使用できるオプション

AVSの場合、NetBackup WebUIを使用したインスタントアクセス機能により、ゲストOSの個々のファイルまたはフォルダを直接参照またはダウンロードすることができます。リストアでは、仮想マシン全体のリストアの他、個々のファイルやフォルダを、元の場所か代替の仮想マシンにリストアすることも可能です。

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図2 もう一つのインスタントアクセス機能のメリットであるユニバーサルシェア

ユニバーサルシェアは、NetBackup重複排除プール(MSDP)にSMB(CIFS)またはNFS経由で、データを直接書き込むことができる機能を提供します。共有をマウントしているクライアントにNetBackupソフトウェアをインストールする必要はありません。NetBackup WebUIを使用してユニバーサルシェアを作成し、Universal-Share NetBackupポリシータイプを使用してユニバーサルシェアの保護ポイントを定義します。

Blog-nb4avs-Image2 (1).png
図3 データ保護と再利用についての2つのシナリオ

パートA(画像の左側)では、NetBackupマスターサーバとメディアサーバが、AVSプライベートクラウドを保護するように構成されています。重複排除されたバックアップデータをAzureの仮想マシンで構成されたNetBackupサーバのローカルディスクに書き込みを行い、リカバリを実行できます。クラウドティアを使用し、バックアップのコピーを別のストレージアカウント、リージョン、または他のクラウドプロバイダに保存することも可能です。

パートB(上の画像の右側)は、イメージ共有を作成を使用して、バックアップを再利用することや、DRをシミュレートする方法を示しています。NetBackupサーバをクラウドリカバリサーバとしてデプロイし、Blobストレージコンテナに接続します。コンテナからのバックアップイメージは数秒でインポートでき、データは元の場所か代替のクラウドインスタンスにリストアすることができます。

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図4 オンプレミスのVMwareとAVSの両方のワークロードを保護するNetBackupの汎用性

オンプレミスとAVSの両方からの仮想マシンの​​バックアップは、Auto Image Replicationを使用して、いずれの方向にも複製できます。また、オンプレミス環境では、VMwareのインスタントリカバリおよびインスタントアクセス機能のメリットも享受できます。

参照すべきドキュメント

本記事の最後にリンクしているPDFには、NetBackup 8.2以降のバージョンを使用したAVSプライベートクラウドのサポートに関する情報が記載されています。VMwareのすべてのNetBackup機能の完全なリストについては、NetBackupバージョン8.3 VMware管理者ガイドおよびWebUI VMware管理者ガイドを参照してください。

まとめ

Azure VMware Solutionsは日本ではまだこれからとは言う状況かと思いますが、今後ご提案機会がある際には、是非NetBackupを宜しくお願いいたします!

        

【Support for Azure VMware Solutions_JP.pdf】

        

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